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店主のキャラクターが伝わる品揃え。訪れるたびに視野が広がる、ヴィンテージショップ3選

  • 2025.12.17
駒場〈Ditty Tools.〉店内、目黒〈interior subtonez〉店内、代々木上原〈Graphio:büro-stil〉店内

店主のキャラクターが伝わる品揃えの店

店主の審美眼が隅々まで行き届いていること、これはディレクションがされていることと同義だと思っています。そしてそんなお店に出会うと、「私も頑張らなきゃ!」と活を入れられる。

ものの値段は需要と供給のバランスで決まることが多いですが、需要のないものに価値を生み出すことができるお店は、競合が少なくなるので強い。それはキャラクターが確立していてこそできることだと思うのです。この3店舗は私にとって先生的なお店。訪れるたびに視野がグッと広がる感覚があります。

駒場〈Ditty Tools.〉店内
80年代雑貨を中心に、企業ロゴモノやさまざまなテイストの商品が並ぶ。ともすると見落としてしまうかもしれない商品の素敵さをキャッチし、フォーカスを当てている店。ノスタルジックではなく、モダンに見せているのも◎。カラフルなオブジェは、飾る位置によってフォルムも変わる。住所:目黒区駒場1-27-1 | 地図
目黒〈interior subtonez〉店内
有名無名にかかわらず、店主が良いと思った商品で構成されている店。もともとの目的とは違う使い方の提案を行い「見立て直す」という概念を教えてくれる。ドイツ製90sのアクリルの花瓶は、オーソドックスな花瓶の形を歪めたようなエッジの立っている仕上がりが魅力。住所:目黒区目黒本町4-1-1 C | 地図
代々木上原〈Graphio:büro-stil〉店内
創業から25年というキャリアに裏づけされた審美眼があるからこその品揃えで、まだ価値の認められていないプロダクトにもフォーカスを当てている個性際立つ店。80sに作られたであろうディスプレイ台は、役割がはっきりしていないものだからこその豊かさがある。住所:渋谷区上原2-32-7 | 地図

profile

高島大輔(リサイクルショップ〈FUNagain〉店主)

たかしま・だいすけ/2020年に東京・千駄木に家具と雑貨のリサイクルショップ〈FUNagain〉をオープン。ホテルや個人邸のスタイリング業も行う。

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