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大人の広島・秋旅へ。熊野筆の工房体験と名湯・江田島荘、紅葉の入船山記念館を巡る

  • 2026.10.15

大人の広島・秋旅へ。熊野筆の工房体験と名湯・江田島荘、紅葉の入船山記念館を巡る

土地に受け継がれてきた手仕事を学び、自分の手で作る喜びに触れる。錦秋の景色を愛で、名湯に憩うひとときも。知る喜びが旅をもっと豊かにする、大人のための秋旅へ出かけませんか。今回は広島県の旅をご紹介します。 ※掲載データは2026年9月4日現在のものです。詳細は各ホームページなどでご確認ください。

筆を作る――熊野筆

世界で愛される熊野筆。毛先の形や質を見極め、一本ずつ選び、束ね、整える。職人の繊細な手仕事に触れ、自分だけの化粧筆を。

全国各地で学べる筆づくりの技

●豊橋筆/愛知県豊橋市
●奈良筆/奈良県奈良市
●川尻筆/広島県呉市 など

晃祐堂(こうゆうどう) 化粧筆工房

職人の手ほどきを受け、自分だけの一本を

江戸時代末期から100年以上、筆作りが続く熊野町で、技を生かした化粧筆を製造。ほとんどの工程を手作業で行い、やわらかな肌当たりと機能性を追求する一方、花やハートをかたどった遊び心あるデザインも生み出している。化粧筆工房で行われる筆作り体験では、好きな色や形を選び、職人の手ほどきを受けながら自分だけの一本に。書道筆を使った、ポストカード色付け体験もできる。

広島県安芸郡熊野町平谷4-4-7
営業時間/9時~17時
定休日/日曜、祝日、一部土曜
☎0120-013-388
https://www.koyudo.co.jp

好きな色を選んで自分だけの化粧筆に

好きな色の毛と持ち手を選び、名前入りの化粧筆を制作できる。所要時間15~45分、料金1650~5500円(コースによって異なる)。

展示と解説で知る化粧筆作り

スタッフの案内で、メイクブラシの製造から品質管理までを学べる工房見学。所要時間は約15分(無料)。

江田島荘

穏やかな海を眺め、ゆったり流れる島時間

広島市内から約1時間。江田島の豊かな自然に囲まれ、穏やかな瀬戸内海を正面に望む。館内には和紙作家・堀木エリ子氏が江田島の海、陸、風を表現した作品が点在し、土地の自然を映し出す。自家源泉「えたじま温泉」は、塩化物泉と硫酸塩泉の特徴をもち、保湿効果に優れ、なめらかな美肌に。夕食には瀬戸内の食材を生かし、地中海の食文化に着想を得た料理が並ぶ。

広島県江田島市能美町中町4718
料金/2万8000円~(2名1室あたりの1名料金、税・サービス料込み、夕朝食つき)
☎0823-27-7755
https://etajimasou.jp

時を忘れて眺めたい瀬戸内の夕景

32の客室すべてがオーシャンビュー。海の移ろいを楽しめるよう、あえてテレビは置いていない。夕暮れには、茜色の海と島影が広がる。

地下約1700mから湧き出る高濃度ラドン温泉

開放感のある内風呂、露天湯、約32度の源泉を掛け流す「ぬる湯」などが楽しめる。「日本秘湯を守る会」に加盟。

潮の満ち引きや一日で移り変わる江田島の景色

長瀬海岸に面し、江田島の自然と調和するように建てられている。

客室は和洋室や特別室など全7タイプ。

入船山記念館

庭の紅葉も美しい明治期の和洋折衷建築

小さな森の中にたたずむ、呉の歴史と文化を伝えるミュージアム。国の重要文化財である旧呉鎮守府司令長官官舎は、1905(明治38)年築の木造平屋建てで、東側の洋館部と西側の和館部からなる。英国風の外観や華やかな室内装飾、復元された調度品を眺めながら館内を巡れば、明治期の建築文化や当時の暮らしぶりがうかがえる。

広島県呉市幸町4-6
開館時間/9時~17時(最終入館16時30分)
休館日/火曜(祝・休日の場合は翌日)、年末年始
観覧料/一般250円
☎0823-21-1037
https://irifuneyama.com/

明治期の建築と色づくモミジ

建築当時の資料が見つかり、当時の姿に復元された旧呉鎮守府司令長官官舎。11月下旬から敷地内のモミジが色づき、建物と紅葉の競演も楽しめる。

旧呉鎮守府司令長官官舎を彩る金唐紙

壁や天井に使用されているのは、全国的にも珍しい金唐紙(きんからかみ)。

いがぐりやどんぐりなどが描かれた金唐紙「入船の森」。


※この記事は「ゆうゆう」2026年秋号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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