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大人の秋旅は福井・越前へ。越前和紙の手仕事体験と、越前ガニ、温泉、紅葉を満喫!

  • 2026.10.11

大人の秋旅は福井・越前へ。越前和紙の手仕事体験と、越前ガニ、温泉、紅葉を満喫!

土地に受け継がれてきた手仕事を学び、自分の手で作る喜びに触れる。錦秋の景色を愛で、名湯に憩うひとときも。知る喜びが旅をもっと豊かにする、大人のための秋旅へ出かけませんか。今回は福井県の越前をご紹介します。 ※掲載データは2026年9月4日現在のものです。詳細は各ホームページなどでご確認ください。

紙を漉(す)く――越前和紙

「越前で漉けない紙はない」と言われ、職人が息を合わせ、簀桁(すけた)を揺らし繊維を重ねる。幾重もの工程と熟練の技が、強く美しい一枚を生み出す。

和紙づくり体験ができる全国の産地

●美濃和紙/岐阜県美濃市
●五箇山和紙/富山県南砺市
●石州和紙/島根県浜田市
●土佐和紙/高知県いの町 など

岩野平三郎製紙所

巨匠に愛された大判和紙漉きの技を間近で

創業は明治にさかのぼり、大判和紙を伝統的な手法で漉く、日本で唯一の大判手漉き和紙工房。代表作「雲肌麻紙」は、楮(こうぞ)と麻の繊維が絡み合い、雲のような表情を見せる日本画用紙。横山大観ら、近代日本画の巨匠たちに愛されてきた。工場見学では、大きな簀桁を操る職人の仕事を間近で見ることができる。手漉き和紙を使った写経や書道の体験も用意されている。

福井県越前市大滝町27-4
☎0778-42-0042
https://www.iwanoheizaburouseisisho.com/

職人の手から生まれる巨大な一枚

手漉きの大判和紙は、97×188cmから最大270×380cm。楮、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)、麻など、紙の用途に応じて原料を使い分ける。

大きな簀桁を操る熟練の流し漉き

紙料をすくい、簀桁を前後左右に揺らしながら繊維を均一に重ねる。大判になるほど重さが増すため、職人同士の呼吸が欠かせない。

日本古来の原料と技を次代へつなぐ

トロロアオイの根から採れる粘液「ねり」を紙料に加えると、繊維が水中に均一に分散(写真上)。紙の厚みを整え、薄く丈夫な和紙を漉くために欠かせない。

料理宿やまざき

海を望む温泉と冬の美味・越前ガニに舌鼓

越前海岸を望む場所に、築100年以上の加賀近郊の古民家を移築。部屋数は全5室で、丸太梁が渡る館内には、歴史を重ねた木の温もりとモダンな趣が溶け合う。滞在中は越前くりや温泉に浸かり、日本海を眺めてゆっくりと日々の疲れを癒やせる。冬の主役は、11月から3月の解禁時期だけ楽しめる越前ガニ。料理長自ら市場で目利きした海の幸を存分に味わって。

福井県丹生郡越前町厨16-53-1
料金/3万6100円~(~11月7日)、9万1800円~(11月8日~2027年3月31日。どちらも2名1室あたりの1名料金、税込み、入湯税別、夕朝食つき)
☎0778-37-1016
https://yamazaki-r.co.jp/

湯面に映る「越前ブルー」

大浴場「越前くりや温泉」は、越前の空と海を望みながら、源泉100%を満喫できる。湯船から眺める、日本海に沈む夕日も見事。

古民家の趣に浸り、冬の美味に舌鼓

宿で提供するのは、すべて黄色いブランドタグつきの「越前ガニ」。

温かみのある客室やエントランスなど館内には、古民家ならではの趣が漂う。

花筐(かきょう)公園

色づいたモミジが連なる「紅葉のトンネル」

世阿弥の謡曲「花筐(はながたみ)」の舞台として知られ、継体天皇ゆかりの史跡が点在する。園内には岡太神社や皇子ヶ池、「花筐ゆかりの地碑」などがあり、物語をたどりながら散策できる。秋には1700本ほどのモミジが鮮やかに彩り、見頃を迎える11月には、色づいた枝葉が頭上を覆う「紅葉のトンネル」が出現。歴史と文学の余韻に浸りながら歩きたい。

福井県越前市粟田部町17-20
☎0778-42-3710(花筐自治振興会)
https://kakyo-jichi.jimdoweb.com/

夜空に浮かぶ幻想的な紅葉

例年、見頃に合わせて「はながたみもみじまつり」を開催。期間中は紅葉がライトアップされ、昼とは異なる幽玄な美しさを堪能できる。


※この記事は「ゆうゆう」2026年秋号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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