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【60代ライフスタイル】年末こそ“クローゼットの不要品見直し”の好機!手放す・整えるで気分が上がる収納ルール

  • 2025.12.15

年末に向けて少しずつ進めたい“暮らしのリセット”。なかでも、気づけば不要な服が溜まりやすく、毎日の気分を大きく左右するのがクローゼットです。今回は、エステー株式会社が公開したガイドブック『気分が上がるクローゼットの作り方』監修の昼田祥子さんによる、不要なアイテムを手放しながら心地よいクローゼットを整えるコツをご紹介します。

不用品見直しの前に考えておきたい「気分が上がるクローゼット」とは?

まずは不用品の整理をする前にイメージしておきたいのが、理想のクローゼット。気分が上がるクローゼットはどういうものなのでしょうか?ガイドブックを監修したファッション編集者の昼田祥子さんに聞きました。

昼田さんによると、理想のクローゼットを作るためには「余白」がポイントであると言います。「気分が上がる」とは、シンプルに「自分にとって不快なモノ、コトがない」状態。使いやすく整っているという機能的価値に加え、空間をコントロールできている、好きなものだけがある、ということ。

ぎゅうぎゅうのクローゼットは、「仕事や生活のタスクがあふれ、頭がいっぱいいっぱいな状態と同じです」と昼田さん。洋服やアイテムが多すぎて、何が、どこにどれだけ入っているかわからない=コントロールできない空間になり、それが知らず知らずのうちにストレスになっている可能性もあるんだそう。

エステーのガイドブックを監修した昼田祥子さんと昼田さんのクローゼット。

ショップのようにすっきり整理された昼田さんのクローゼット。
かつては衣類が1000着もぎゅうぎゅうに詰まっていたとは思えないほど、いまは一目で見渡せる心地よい空間に。

この服、残す?手放す?迷ったときの心がまえ5ヵ条

「気分が上がるクローゼット」にするためにも、まずは不用品の見直しが大切ということがわかりますね。そこでアイテムの見直しをする指針となる、昼田さん流のクローゼット整理のための心がまえ5ヵ条をチェックしていきましょう。

【1】その服は本当に自分で選んだものか?
いまトレンドだから、とつい買ってしまったものはありませんか?服を整理する際は、流行でも、人の視線でもなく“自分”と向き合って取捨選択をすることが大切です。 【2】その服はいまの自分に必要か?
「高かった憧れアイテムを頑張って買った」といった、高級品だったり思い入れのある服はなかなか捨てられないもの。でも、価格や思い出は過去のこと。いまだけを見て選びましょう。 【3】その服を着て不快ではないか?
見た目はスタイリッシュだけれど、肌が敏感になってきて着心地がよくなくなってきた、サイズアップして苦しくなってきたなど、買った当初との変化があるもの。サイズや肌触りなど着心地の再確認を。 【4】服選びにストレスがないか?
おしゃれな人にありがちなのが、持っているものが多いゆえにコーディネートに迷ってしまうこと。選択肢が多すぎると、人は選べなくなるので、おしゃれを楽しめる程度に数を絞ることも大切。 【5】自分を後回しにしていないか?
収納の不満は、自分の暮らしの不調のサインでもあります。家族や仕事などを優先してしまい、自分のことに手が回っていませんか?クローゼットの見直しは、自分を大切にする時間がとれているかを見直すよいチャンスでもあります。

クローゼットは人生の縮図!「すぐ使える」「愛でる」をポイントに!

昼田さんは「クローゼットは人生の縮図」と断言。気分が上がるクローゼットにするポイントとしては「すぐ使える」「愛でる」。「今の自分を見つめ直し、本当に心地よいモノだけを、すぐに着用できるような状態」で収納することが大切だそう。

「一着一着が輝いて見える状態をつくると気分も上がりますし、掃除もしやすく整理もしやすい。目指すべきは開けるたびに楽しくなるショップのようなクローゼットです」と昼田さん。着たい服がすぐ取り出せる・一着一着が“好き”と感じられる状態で並ぶ。この2つが整うだけで、朝の支度がぐっとラクに、そして楽しくなるはずです。

どこに何を収納するかを考えるよりも、「すぐ使える」「愛でる」をポイントに、自分にとって心地よいモノを厳選して収納する。これであればなんだか
実践できる気がしてきます。

アイテムやその素材に合わせ、“シワになりやすい服”と“シワになりにくい服”を分けて収納。昼田さんの場合、シャツやスラックス系のパンツ類は吊るし、セーター類は畳んで収納している。

細かく収納ルールを設ける必要はないが、保有しているアイテムや収納空間の広さなどを考慮した上で、すぐに着用できるような状態で衣類を収納することが心地良さを生み出す秘訣だそう。

クローゼットをさらに心地よくするには香りも重要

エステーの調査によると、クローゼットに求めることのひとつとして「整理整頓されている」「清潔」に並んで、「開けたときにいい香りがするクローゼット」ということも現代の心地よいクローゼットを作る上で重要なポイントのひとつとなるそう。

昼田さん自身も、リビングや寝室と、クローゼットをお気に入りの香りで統一。視覚だけでなく嗅覚も合わせてクローゼットを愛で、大好きな服をもっと好きになる。そんな瞬間が暮らしを楽しく充実させてくれるのだそう。

いまはクローゼット収納で重要視される防虫、除湿対策に加えて、「服を守りながら、ふわっと心地よい香り」がする、香りで空間を整えるを叶えるアイテムも登場。クローゼットを開けるたびにふわっと香って気分をあげてくれます。年末のクローゼット整理の際に取り入れてみるのもよさそうですね。

吊り下げておくだけで、上質で清潔感のある 香りが広がるクローゼット用の消臭芳香剤です。本体内部の香りビーズから香料成分が 蒸散し、香りがふわっとやさしく広がります。また、カビ臭や汗臭といったクローゼッ トのこもったニオイに対して消臭効果を発揮します。
消臭力 NOTE クローゼット用 (右より)サボン、ホワイトリリー、フリージア 各¥547/すべてエステー

クローゼットが整うことで気分が上がり、毎日がより充実したものになるはず。「洋服でぎゅうぎゅうかも」と思い当たる方は、ぜひ年末にクローゼット整理をしてみてください!

教えてくれたのは

昼田祥子さん

ファッションエディターとして出版社勤務を経てフリーランスに。大規模なクローゼット整理に着手し、1000枚の服を手放した経験の持ち主。著書に『1000枚の服を捨てたら人生がすごい勢いで動き出した話』がある。

<資料提供>
エステー株式会社
「気分が上がるクローゼットの作り方ガイドブック」

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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