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慌ただしい朝の食卓を、おいしくパリシックに整える方法。

  • 2025.12.14
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アールドゥヴィーヴルへの招待 vol.72025年、創刊35周年を迎えたフィガロジャポン。モード、カルチャー、ライフスタイルを軸に、豊かに自由に人生を謳歌するパリジェンヌたちの知恵と工夫を伝え続けてきました。その結晶ともいえるフランスの美学を、さまざまな視点からお届けします。

パリジャンたちの素顔の食卓を日本で再現するなら? 朝食、おやつ、アペロディナトワール、夕食と4つのシーンを紹介。まずは慌ただしい朝のテーブルをどう整えるべきかを解く。果物のジューシーさを味わい、香り華やかに立ち上るコーヒーで爽やかな一日をスタートして。

Petit Déjeuner

トレー「グラフィック トレー」(21×30cm)¥95,700/クリストフル 青山本店マグカップ、アンティークのファイアンス焼プレート各¥6,600、エッグスタンド¥3,300、新聞紙¥2,750/以上フィネスタルトその他/スタイリスト私物

慌ただしい朝。コーヒーだけ飲んで家を飛び出し、クロワッサンを会社でかじる人も多いけれど、自宅で朝食をとるなら王道はタルティーヌ。夕食の残りのバゲットをトーストし、バターとコンフィチュールをたっぷり。

ラ・トランクリネットの コンポート アブリコ

370g ¥2,376●アスウォット(オンライン販売のみ)https://shop.aswot.com/

ブルゴーニュのモルヴァン国立自然公園にある工房。2代目を任せられた女性職人によるコンポートは、果物83%、未精製のきび砂糖17%とシンプルな配合。ジューシーなアプリコットは果肉をしっかり残し、果物をかじっているかのよう。ミラベルなど季節によって替わる約30種のフレーバーを展開。

ユニ センダガヤの コーヒー豆 タミル タデッセ ムラゴ

100g ¥2,300●東京都渋谷区千駄ヶ谷1-7-4ほかオンライン販売あり@uni_sendagaya

星付きフレンチ、レランのシェフが携わるロースタリー兼コーヒーショップ。サステイナブルなコーヒー豆は産地の違いはもちろん、標高や区画によって変わるフレーバーを楽しめる。エチオピアで注目される生産者による「タミル タデッセ ムラゴ」は、ベリーやグレープのような華やかな香り、余韻の長さが白眉。

フェルミエのフロマージュ フレ

約500g ¥2,877(添えたミントとコンフィチュールは別売り)●オンライン販売のみ https://fermier.co.jp

朝のタンパク質補給の人気アイテムは、ヨーグルトやフレッシュチーズ。フェルミエのフロマージュ フレは、凝固したミルクから乳清を取り除いたもので、なめらかな食感と優しい酸味、ミルクのコクがヨーグルトを彷彿させる。お好みでハチミツやジャムと一緒に。

エシレのバター

エシレ バター 30g ポーション ¥637、ココット ¥1,100●エシレ・ラトリエ デュ ブール東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB/1Fほか店舗多数、バターのみオンライン販売ありhttps://www.kataoka.com/echire/

フランス・エシレ村で昔ながらの伝統製法を守ることで生まれるA.O.P.認定発酵バター。3ツ星シェフや美食家に愛される所以は、口溶けの良さと芳醇さ。

ブレッドシップの クロワッサン&バゲット

クロワッサン ¥400、バゲット1本 ¥430●東京都渋谷区幡ヶ谷1-33-3@breadship2025

今夏誕生したブーランジュリー。ル・ルソールといった名店のほか、本場パリでも研鑽を積んだオーナーが作るクロワッサンは、A.O.P.発酵バター、モンテギュを使用し、香りも味わいもリッチ。食べ飽きない味を目指したというバゲットは、噛み締めるごとに小麦の味がじわじわと広がる。

合わせてチェックしたい、お役立ち調理器具!

ポップアップトースター

メゾン スノーホワイト¥7,150/ティファール

朝食のタルティーヌに欠かせないのがトースター。フランスでは断然ポップアップ式が主流。7段階まで焼き色調整が可能。

問い合わせ先:クリストフル 青山本店03-3499-5031https://www.christofle.com/ja_jpティファール0570-077-772https://www.t-fal.co.jp/フィネスタルト03-5734-1178https://finestart.theshop.jp/

*「フィガロジャポン」2025年12月号より抜粋

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