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年末年始は要注意!食べ過ぎシーズンの〈胃腸トラブル〉の対策法をチェック

  • 2025.12.15

クリスマスに忘年会、そして歓送迎会と、12月は1年のなかでも「食べすぎ・飲みすぎ」が起こりやすい時期です。また、1月になってもおせち料理に親戚の集まり、新年会と、普段よりも食べる量が増えたりアルコールを飲んだりする人も多いのではないでしょうか。

これらの要因によって胃腸が休む暇を失い、不調を訴えるケースは少なくありません。胃腸トラブルを感じにくくする方法や、それでも胃腸トラブルが出てしまった際にできる対策をチェックしておきましょう。

1.胃腸が重くなる主な要因

「なんとなく胃がもたれる」と感じるときの原因の多くは、食生活や自律神経の乱れです。とくに、冬は寒さや運動不足によって血行が悪くなり、内臓の働きが低下しがちな季節。

そこに食べすぎ・飲みすぎが重なると、胃もたれや胸やけ、食欲不振といった症状を引き起こします。

さらに、忙しさによるストレスや自律神経の乱れも、消化機能を低下させる要因のひとつ。不調を感じた際には放置せず、早めのケアをしましょう。

2.胃腸トラブルの解決策

胃もたれや食欲不振を感じてから食べすぎや飲みすぎを抑えても、なかなか症状は治まりません。そういうときは、薬の服用も検討してみてください。

2-1.西洋薬の選び方

胃もたれや消化不良が気になるときは、市販の胃薬の服用もひとつの選択肢です。

「食べすぎてしまった」というときは、セルラーゼやリパーゼなどの消化酵素を含む薬を選びましょう。また、胸やけやムカムカが気になる場合は、ファモチジンのように胃酸の分泌を抑える成分が含まれる胃薬がおすすめです。

ただし、薬を使い続けると消化力が落ちたり、腸内環境が乱れたりするリスクがあります。2週間程度飲んでも症状が改善しない場合は、内科や消化器科の受診も検討してください。

2-2.漢方薬の選び方

症状が起きる前から胃腸の働きを整える方法として、漢方薬も注目されています。「これから飲み会が増えそう」という人は、事前に自分の体質に合う漢方薬を服用して、予防していきましょう。

胃もたれの改善には「安中散(あんちゅうさん)」や「平胃散(へいいさん)」、胃痛には「六君子湯(りっくんしとう)」がおすすめです。

体質に合う漢方薬を服用することで、胃腸の機能を根本から改善し、不調を感じにくいからだ作りが期待できますよ。上記にて紹介した漢方薬は、あくまで一例です。個人の体質や症状によって合う漢方薬は異なるので、必ず専門家にご相談ください。

また症状が気になる場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の指示を受けてください。

監修/山形ゆかり●薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ。牛角、吉野家、薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わる。

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