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レオナルド・ディカプリオ、『タイタニック』に感謝

  • 2025.12.11
"Titanic"

レオナルド・ディカプリオは、自身のキャリア選択を後悔していないそうだ。今年8月に発売されたUS版『Esquire』の特集号で、「人生最大の後悔は、『ブギーナイツ』に出演しなかったことだ」と明かしたレオナルドだが、『DEADLINE』のインタビューでその真意を語った。「あの質問は(監督のポール・トーマス・アンダーソンとの)対談で、僕の人生にあまり踏み込まず、『最大の後悔は?』と聞かれたものだったかと思います。映画について話しているときで、彼の作品の長年のファンであるという立場から出たものです」

1970〜80年代を舞台にポルノ業界に生きる人々の葛藤を描いた『ブギーナイツ』は、アカデミー賞脚本賞にノミネートされるなど、当時20代だったアンダーソン監督への評価を高めた。レオナルドは同作について、こう続ける。

「あの作品が、僕らの世代に衝撃を与えたことを覚えています。まるで僕らの世代に語りかける、映画界の新しい巨人が現れたようでした。あの映画でマーク・ウォールバーグ以上の演技ができる人はいないと思っています。ですから、あれはファンとして、また、人に深く考えさせるような深遠で実存的な作品を生み出してきたポールの進化を目撃してきた者として出た、偽らざる言葉でした。『ブギーナイツ』は、ひとりの新人アーティストの出発点でした。だから特定の作品に向けた言葉というよりも、ポールと一緒に仕事をしたかったという意味を込めた発言でした」

"Titanic"

レオナルドは当時、すでにジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』(1997)への出演が決まっていたため、『ブギーナイツ』の主人公エディ役のオファーを断らざるを得なかったと明かしているが、その選択に「後悔はありません」と断言する。「今、『タイタニック』について振り返ると、出演したこと、おかげで現在は非常に幸運な立場にあること、あの作品のみならず、それ以降も自分で出演作品を選択してきたことに感謝しています。本当に最高の贈り物でした」

「当時の僕のジレンマは、両作品に出演したかったのに叶わなかったということです」と続け、アンダーソン監督とついに『ワン・バトル・アフター・アナザー』でタッグを組んだことに言及する。「あれから何年も経ち、素晴らしい形で再びつながることができた。それぞれの歩みを経て、お互いの元へ戻り、本作でコラボすることが出来たのは本当に素晴らしいことです」。そして『タイタニック』への感謝で締めくくった、「ですがあの時、あの映画が僕のキャリアの舵取りを可能にしてくれなかったら、僕の能力やキャリアがどうなっていたかわかりません。本当に感謝しています」

Text: Tae Terai

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