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天気が変わると体調も揺らぐ…。更年期世代に増える“気圧不調”の正体とは

  • 2025.12.11

雨の日に頭痛がしたり、気温の急変に合わせて体がだるくなったり…。40代以降になると「天気の変化と体調の波がリンクしている気がする」と感じる場面が増えていきます。こうした不調の背景にあるのが、気圧の変化に体がうまくついていけなくなる“気圧不調”。今回は、なぜ大人世代になると“気圧不調”が起こりやすいのか、その理由を解説します。

気圧の変化が自律神経を揺らし、体が疲れやすくなる

気圧が下がると血管が拡張し、痛みやだるさが出やすくなります。特に40代以降は自律神経の切り替えがスムーズにいきにくくなり、わずかな気圧差でも体調が乱れやすいことがあります。

「天気が悪い日は頭が重い」「雨が近づくとめまいがする」といった違和感は、自律神経の揺らぎによるものと考えられます。気象の変化そのものは避けられませんが、仕組みを知るだけでも不調との距離が取りやすくなります。

40代以降はホルモンバランスの変化が重なり、敏感になりやすい

大人世代が気圧不調を感じやすくなる背景には、ホルモンバランスのゆるやかな変化も関係しています。女性ホルモンが低下する時期になると、自律神経とのバランスが乱れやすく、気圧の刺激に敏感になることがあります。

そのため「若い頃より天気で体調が左右されやすくなった」と感じるのは自然な変化。決して体が弱ったわけではなく、年齢とともに体の反応が変わってきたというだけです。気合いで乗り切るより、変化に合わせて対策することが大切です。

日々の小さな工夫で“揺らぎにくい体”をつくる

気圧の変化はコントロールできませんが、体を整える習慣は日々の中で取り入れられます。

まず意識したいのは、深くゆっくり呼吸すること。息を長く吐く時間をつくるだけでも、緊張がゆるみ、自律神経が整いやすくなります。また、首や肩を温めると血流が良くなり、気圧による頭重感が軽くなることも。

さらに、気圧が下がりそうな日は、早めに休息をとる・予定を詰め込みすぎないなど、“いつもよりゆるく過ごす工夫”も役立ちます。

天気に左右されやすい体は、変化に気づけるほど敏感ということ

気圧不調は“気のせい”ではなく、体が変化を知らせてくれているサイン。40代以降は体質が揺らぎやすい時期だからこそ、自分に優しく、無理をしないことが大切です。天気とうまく付き合いながら、少しずつ自分のリズムを整えていきましょう。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:中村チエ(薬剤師)>

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