【漫画】「なんで籍入れないの？」生前の夫の答えは？【実家に棺桶が運ばれてきました Vol.5】

茂雄の死を知り駆けつけたのは、茂雄の義息子である彰。

彼は以前、義父に「どうして母と籍を入れないのか」尋ねたことがあったという。

しかしそのときは「もうちょっとなんだ」と茂雄に濁されてしまって……。

明子おばちゃんと茂ちゃんが一緒にいるようになったのは、もう今から20年近く前のこと。

その頃、明子おばちゃんは元夫の暴力から逃れて、幼い彰を抱えてひっそりと暮らしていたそうです。

そこに光を灯したのが茂ちゃんでした。

籍を入れるかどうかを茂ちゃんに詰め寄ることもなく、「ただ一緒にいられたらいい」と過ごしていた明子おばちゃん。

遺産のことなどまったく触れず、ただ「茂ちゃんがもういない」ことに泣きくれるおばちゃんを見て、愛の深さを感じました。

でも、こんなことになるなら……籍を入れないにしても何か夫婦としての証明を残しておくことはできなかったのかな……。

※この漫画は実話を元に編集しています

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脚本・高尾／イラスト・鈴木し乃