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ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットに何が? 「ある役」をめぐる30年越しの恨みとは。

  • 2025.12.5

「サンデータイムズ」紙の取材に応じたジョージ・クルーニーは、90年代初頭にブラッド・ピットに対して抱いていた感情を語った。それはある映画での役をめぐるものだった。

ジョージ・クルーニーの俳優人生は、まったく異なったものになっていた可能性だってある。そう思わせたのは11月30日、サンデータイムズ紙の取材を受けた俳優がひとつの思い出を語ったからだ。Netflixで配信される予定の新作映画『ジェイ・ケリー』のプロモーション中の俳優は、1990年代にテレビの「ER」シリーズのダグ・ロス医師役で世界的に人気が出た頃を振り返った。次のステップとして映画に出たいと切望していた俳優は1991年、リドリー・スコット監督の『テルマ&ルイーズ』のオーディションを受けた。

応募したのはヒッチハイカーのJ.D.役。自信満々で臨んだにもかかわらず、最終的に役を勝ち取ったのは当時28歳の若きブラッド・ピットだった。心底がっかりしたジョージ・クルーニーは苦々しい思いをその後何年もひきずった。

「『テルマ&ルイーズ』で、自分も最終オーディションまで残っていた。そして、くそっ、ブラッドが役を手に入れたんだ」とその時の悔しい気持ちをサンデータイムズ紙で振り返っている。「腹が立って、『テルマ&ルイーズ』を観るのを何年も避けていた。(中略)あの役がきっかけであいつは映画でブレイクした。それまではシットコムとかの類に出ていたのに。自分だってブレイクしたかもしれないのに」

彼が選ばれたのは当然

それから30年以上経ち、ふたりは親友になった。何度も共演している。ジョージ・クルーニーに恨む気持ちはもうない。『テルマ&ルイーズ』も何年か越しに観た結果、ブラッド・ピットが選ばれて当然だと冷静に思えるようになった。「そりゃ恨んだこともあるかも知れない。だけど映画を観たら、ああ、彼が役に選ばれて当然だと思った」

過去はどうであれ、ふたりの友情は揺るがない。11月11日、『テルマ&ルイーズ』の俳優は『ジェイ・ケリー』のプレミア上映会のレッドカーペットに、ガールフレンドのイネス・デ・ラモンを連れて出席し、友情の証として長年の友人を祝福した。

From madameFIGARO.fr

text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr)

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