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自民党重鎮がJリーグクラブに異例の提言「今、『責任ある積極財政』を一番必要としているのはベルマーレ」

  • 2025.12.1

シーズン最終盤を迎えている明治安田Jリーグ。

J1の湘南ベルマーレは、11月30日に行われた今季ホーム最終戦、清水エスパルスを相手に1-0と勝利。前節のアルビレックス新潟戦(5-2勝利)から2連勝を飾った。

ただ一方で、現在19位の彼らは来季のJ2降格が決定。5シーズン指揮を執ってきた山口智監督も今季限りで退任することが発表されている。

曺貴裁監督のもと、2018年にJ1へ復帰した湘南ベルマーレ。8年間に渡りJ1の舞台を戦い続け、2018年にはYBCルヴァンカップ制覇も達成した。

しかし、リーグ戦の最終順位は常に二桁…。毎年のように残留争いに巻き込まれてきた。

そうした中で喫した今回の降格。この結果を受けてクラブに対する提言をSNS上で行ったのが、神奈川県平塚市出身の自民党衆議院議員、河野太郎氏だ。

湘南がメインスポンサーの撤退により存続の危機に瀕していた2000年から2005年にかけて、クラブの取締役会長を務めた経歴を持つ河野氏は、11月28日にXで以下のように綴った。

「今、『責任ある積極財政』を一番必要としているのは、ベルマーレです。J1でダントツに小さい予算で長年がんばってきましたが、移籍金をあてにして予算を組むのはもうやめるべき。増資を引き受けて責任の一端を担って支えてくれる企業をみんなで探して、再来季を目指した投資を実現しよう」

現在の高市政権が掲げる「責任ある積極財政」が、湘南ベルマーレにも必要だと河野氏。

苦しんだ今季も、夏に福田翔生(ブレンビー)、畑大雅(シント=トロイデン)、鈴木淳之介(コペンハーゲン)と中心選手が次々に移籍し、その穴を埋めきれなかった面が大きかった。J2から出直すうえで、こうしたことを繰り返さないようクラブの経営に参画する新たな企業の必要性を訴えた。

なお、湘南は翌29日にクラブの運営会社である株式会社湘南ベルマーレの新たな役員人事を発表。

これまで取締役会長と代表取締役社長を務めてきた眞壁潔氏と坂本紘司氏がそれぞれ取締役となり、RIZAPグループ株式会社の専務取締役である塩田徹氏が新たにクラブの代表取締役会長に。

また、代表取締役副社長だった大多和亮介氏が代表取締役社長に就任することが発表されている。

湘南ベルマーレは今週末、6日(土)に今季J1最終節でサンフレッチェ広島とのアウェイゲームに臨む。

筆者:奥崎覚(編集部)

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