意外と読めない？【漢字クイズ】「寒桜」はなんと読む？→気になる正解は？

あれ？この漢字…知ってるのに読めないかも…

花や季節を表す言葉は、
文学にも登場するせいかどこか品があり、
「え、これ正しく読めないと恥ずかしいかも…」と一瞬、迷いませんか？

今日の主役の漢字も、まさにそのタイプ

「寒桜」ーー日本の情景を彩る美しい言葉です。

正しい読み方と＋αの知識で、
あなたも今日から文化人！

問題

「寒桜」はなんと読む？正解とその意味

正解は…「かんざくら」です。

意味は、

冬から早春に咲く、早咲きの桜の総称。

「あ、テレビや公園の案内で見たことある！」という方、
多いのではないでしょうか。

ここからは、この言葉の由来や、普通の桜との違いをやさしく深掘りします。

桜といえば、多くの人が思い浮かべるのは ソメイヨシノ。
しかし、寒桜はそこより早く、その名の通り 寒い時期に咲く桜 です。

寒桜の特徴

同じ桜でも、季節が一歩早い分、澄んだ空気の中で
凛と咲く姿が印象的です。

実は「カンザクラ」という品種もある？

少しややこしいですが、植物図鑑には「カンザクラ」という固有の品種も存在します。ですが、一般的には難しいことを抜きにして「冬の寒い時期に咲く桜＝寒桜」と広い意味で使われることも多い言葉です。

辞書では

気温の低い冬に咲く早咲きの桜の総称

として扱われています。

つまり、寒桜の仲間にはこんな品種が含まれます

「寒桜＝早く咲く桜のグループ」
と覚えるとスッキリします。

「寒桜（かんざくら）」は、
ただの桜ではなく、

冷たい空気の中で、春を先取りする花。

寒桜を見かけたら、
「春の予告編みたいだな」と
少しだけ優しい気持ちになれるかもしれません。

次回の漢字クイズもお楽しみに！

・参考文献：広辞苑（第七版）、デジタル大辞泉（小学館）、ほか

文（編集）：桜うさぎ

小学生から高校生までの国語の講師として個別指導・集団指導に携わる。ふと目にした気になる漢字や文字の意味・成り立ちを楽しく伝える方法を探りつつ、日本語のすばらしさを実感する日々を送っている。