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読めたらスゴいです…。「柊」はなんと読む?→気になる正解は?【難読漢字】

  • 2026.2.16

日本には実にたくさんの植物が存在しています。美しい花を咲かせるものや、薬になるもの、毒を持つものなど、その性質や効能もさまざまです。そして、私たち人間の生活には、そういった植物の持つ力が密接に関わっています。

今回ご紹介する難読漢字の「柊」もそういった植物のひとつで、特に魔除けの意味合いで古くから人々の生活を支えてきました。
先日の「節分」でも見かけたかもしれないこの植物の名を、みなさんは正しく読むことができますか?

問題:「柊」はなんと読む?

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葉の形から魔除けの意味を持つ

「柊」の正しい読み方は「ひいらぎ」です。関東以西の山地に自生するモクセイ科の常緑小高木で、葉は卵形をし、縁にとげ状のぎざぎざがあるのが特徴です。晩秋に白い小花を咲かせ、暗紫色の実を結びます。

先の尖った特徴的な葉は、触るとひりひりと痛みます。そういった痛みを「疼ぐ(ひひらぐ・ひいらぐ)」「疼く(ひひらく)」と言ったことから、「ひいらぎ」という名が付けられたとされています。

また、日本では古くから、鋭い葉が邪気を刺して追い払ってくれると信じられており、魔除けや厄除けの木とされてきました。
その代表的な例が節分です。「柊鰯(ひいらぎいわし)」を玄関先に飾る風習があり、柊の枝に鰯の頭部を刺したこの飾りには、柊の葉で鬼の目を刺し、鰯の臭気で鬼を寄せ付けないという意味が込められているそうですよ。

クリスマスに飾る「柊」とは

「ひいらぎ」と聞くと、クリスマスに飾られる、赤い実をつけた植物を想像する方も多いのではないでしょうか。実は、それは「西洋柊(せいようひいらぎ)」「クリスマスホーリー」とも呼ばれ、「柊」とは別物になります。

「西洋柊」はモチノキ科の常緑高木で、葉の特徴は「柊」とよく似ていますが、果実が赤く熟するという特徴があります。 イエス・キリストの受難を象徴し、鋭い葉はいばらの冠、赤い実はキリストが流した血を表すとされています。そのため、魔除けの力が宿る聖なる木として捉えられているのです。



参考文献: 大辞林、明鏡国語辞典



文(編集):そこさん
元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!