1. トップ
  2. 意外に間違える人が多いかも…?「2×(7−5)−6÷3」→正しく計算できる?

意外に間違える人が多いかも…?「2×(7−5)−6÷3」→正しく計算できる?

  • 2025.12.29
undefined

今回は基本の計算問題にチャレンジしてみましょう。

それぞれの四則演算は簡単ですが、油断していると意外なところでつまずくかもしれません。

さて、あなたは正しく計算できるでしょうか?

問題

次の計算をしなさい。
2×(7−5)−6÷3

解答

正解は、「2」です。

「途中で割り切れなくなってしまった」という人は、次の「ポイント」をご覧ください。

どこで間違ったのかが、理解できるはずです。

ポイント

この問題のポイントは、「計算の順序」です。

今回のように複数の演算が含まれている式は、以下の「計算順序のルール」に沿って計算しなければなりません。

<計算順序のルール>
次の順序で計算します。
1.括弧の中※()や{}などの種類があります。
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算

※同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算します。

では、改めて今回の問題を見てみましょう。

2×(7−5)−6÷3

この式には()が含まれていますので、まずは()の中の引き算から先に計算をします。

(7−5)−6÷3
=2×2−6÷3

掛け算、引き算、割り算が残りました。ルール上、引き算は掛け算と割り算よりも後にします。また、掛け算と割り算の優先順位は同じですから、この式では左から順に掛け算→割り算の順で進めましょう(同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算します)。

2×2−6÷3←まず掛け算
=4−6÷3←次に割り算
=4−2←最後に引き算
=2

掛け算の後すぐに引き算をしてしまうと、割り切れなくなるので注意しましょう。

<間違った計算順序で計算をした場合>
2×2−6÷3←まず掛け算
=4−6÷3←次に引き算をすると…
=−2÷3
=0.666...←割り切れなくなる

まとめ

今回の問題、スムーズに答えが出せたでしょうか?

計算順序のルールは、日常生活の中で計算をする習慣がある人でも忘れやすいものです。まずは「括弧の中の計算を最優先すること」、そして「掛け算・割り算は足し算・引き算よりも先に計算すること」を忘れないようにしましょう。

この計算順序のルールは使う機会が多いほど覚えやすいものです。ぜひ、引き続き他の計算問題にもチャレンジして、このルールを使ってみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


スピード勝負!他の問題にも挑戦しよう!

【脳トレ】角度を求める方法、覚えてる?→意外と忘れがちな『図形問題』特集
【脳トレ】角度を求める方法、覚えてる?→意外と忘れがちな『図形問題』特集