中国の酒は紹興酒だけにあらず！ 黄酒の奥深き世界を楽しめる、江戸川橋〈中華 汀〉

唐揚げ×発泡黄酒

米や麦などが原料で、中国最古の醸造酒といわれる“黄酒（ホワンチュウ）”。日本でポピュラーな紹興酒も、この黄酒の一種。ここ〈中華 汀（みぎわ）〉では黄酒をはじめとした中国の地酒が10種以上揃い、その多くをグラスで楽しめる。

口開けには、ぜひスパークリング紹興酒を選ぼう。四川を代表する料理、唐揚げの唐辛子山椒炒め（辣子鶏／ラーズージー）とペアリングすれば、立ち上がる紹興酒の熟成香が柑橘を思わせる山椒の香味と相まって、一口ごとに複雑味が生まれる。紹興酒のコクのある甘味も、よき味わいのアクセントに。また水餃子とも相性抜群で、黒酢だれの酸味に紹興酒のスモーキーさが香ることで、さらに食欲をそそるペアリングとなる。

「赤や白のワイン、ミードのニュアンスを持った黄酒もあります」と、福岡の中華料理店に生まれ、神楽坂の四川料理の名店〈芝蘭（チーラン）〉で料理長まで務めた、〈中華 汀〉オーナーシェフの江崎祐弥さん。名物の麻婆豆腐や回鍋肉（ホイコーロー）、旬の食材を使った料理をアテに、知られざる黄酒の多彩な飲み口に浸ろう。

Information

中華 汀

2021年開業。主菜は青椒肉絲（チンジャオロース）や牛イチボのチリソース炒めなど四川料理が中心。春巻きなど点心も人気。旬の食材を使う、焼きそばやチャーハンも。

住所：東京都新宿区山吹町128 米川ビル1F
TEL：070-8373-4767
営：11時30分〜13時30分LO、17時45分〜20時最終入店（20時30分LO）
休：水曜夜・火曜
Instagram：@migiwa.edogawabashi