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国仲涼子さん(46)カオスな兄弟育児、ご機嫌に過ごすルール「イライラが爆発して自己嫌悪に陥ったことも」

  • 2025.11.11

華のあるキュートな顔立ちで、沖縄の太陽のような笑顔が魅力の俳優・国仲涼子さん。NHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」のヒロイン役で一躍国民的女優となり、数々のテレビや映画にて活躍した後、結婚・出産。子育て中心の生活を経て、少しずつ俳優業を再開。母としても俳優としても、ますます輝きを放つ国仲さんに、デビューから”ちゅらさん”出演当時の秘話、育児への向き合い方や仕事との両立など、等身大のご自身について語っていただきました。

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育児と真正面から向き合う日々に、イライラが爆発したことも

今は、10歳と7歳の男子2人の子育て真っ最中。今年の4月に次男が小学校に上がるまで、育児中心の生活を送っていました。その間、「仕事がなくなったらどうしよう」という不安があったのも事実。でも長いスパンで見たら、仕事には戻れても”息子の今”は巻き戻しができない。後悔しないようにこの目でちゃんと見ておきたいと思い、育児に向き合おうと決めたんです。

とはいえ、男の子2人の子育ては想像以上に大変でした。特に繊細かつ甘えん坊な次男は、常に”ママじゃないとイヤ!”と泣いてしまうタイプ。4歳になるまで、お風呂もお手洗いも食事もずっと”ママと一緒”。美容院にも連れて行き、施術中も抱っこをしていました。24時間片時も離れず一緒にいたので、時にはイライラしたり、キーッとなる瞬間も……。すごく可愛くて愛おしいのに、そんな自分にも切なくなり、自己嫌悪に陥ったことも多々ありました。

小学生になった時も、初めはなかなか1人で登校できず、校門の前まで付き添う毎日。バスでの登校中、気持ちが後ろ向きになると途中で降りて説得して、またバスに乗って……ということもよくあり、根気強く寄り添いました。最近は少しずつ1人でバスに乗れるようになって、成長を感じています。

そんなバタバタの日常の中でも、救いになったのは息子たちの寝顔。育児のイライラや投げ出したくなる気持ちがいつの間にか消えて、愛おしさが溢れてくるんです。普段泣いてばかりの次男がふと見せるとびきりの笑顔にも、何度も救われていましたね。

兄弟でも性格はバラバラだから、それぞれの個性に寄り添うのがモットー

繊細な次男とは対照的に、自分の意思がはっきりしている長男。何を言っても言い返されますが、弟を鼓舞してくれる一面もあり、頼れる存在です。兄弟でも性格が異なるので、それぞれ叱り方を変えています。優しい性格ゆえにネガティブに捉えがちな次男には、とにかく前向きになれるような声かけを。90%は褒めて、10%で怒るべきところは怒る。例えば、できないことがあって泣いてしまったら、「頑張っているかどうかは周りが決めること。人に認めてもらえるまで練習することが大切だよ」と、あえて厳しく伝えることも。

息子2人には、”芯を持った人”に育ってほしいんです。人に優しくできるのはもちろんですが、これからの時代は、自分の考えや芯があった上での優しさが必要だと思っています。各々のパーソナリティを見極めながら向き合って、親のできる範囲で導いてあげたいですね。

2人は食べたいものも違っていて、「ハンバーグが食べたい」「僕はラーメンがいい!」と意見がバラバラ。そんな時は、「ここはレストランではありません、今日はチャーハンです!」と一掃しています(笑)。

“今日の頑張り”を息子たちに報告するのが、ご自愛ルーティン

仕事に復帰してからは、朝、子どもたちを見送ったら掃除などの家事を済ませ、台本を覚えて、帰宅したら宿題を見て…といつも以上に分刻みでタスクをこなす毎日。私も人間なので「お母さんってなんでこんなにやることが多いんだろう!?もう無理!」となることもあります(笑)。

そんな時に、必ずしているルーティンがあって。子どもたちとベッドに入って眠る直前に「お母さん、今日めっちゃ頑張ったんだよね。お家のことをやってお仕事もして……うん、朝から本当によく頑張った!」とその日の出来事をレポートするんです。あえて言葉にもするし、疲れ切っていたら、心の中で「よく頑張ったね」と自分自身を労う。

そうやって言葉に出すと、「えーそうなの?僕もお友達と喧嘩してたけど、仲直りできたんだ」と子どもたちも自分自身のことを話してくれるようになって。1日の締めくくりとして、心地の良いコミュニケーションタイムに。家族全員のメンタルケアとしても、おすすめのルーティンです。

子育てのマイルールは、”朝と夜だけは怒らない“こと

「いつも穏やかだね」と言っていただくことが多いのですが、日々忙殺されて、全く穏やかではないですよ(笑)。ただ、できるだけ心の平穏を保つために、子育てにおいては「朝と夜だけは怒らない」と決めています。家を出るときにお母さんが怒っていたら、子どもたちも気持ちよく登校できないと思うから。1日がスタートする朝は、清々しい気分で学校に向かってほしい。夜も同じで、落ち込んだまま眠るのはヘルシーではないですよね。終わりよければ全てよし。お互いその日に何があったとしても、笑顔で「おやすみ」を言えたら、良い夢が見られると思うんです。

実際には、小学生の男子との日常はまさに戦争!家で過ごしている時なんて、謎の効果音を発しながら永遠に2人で戦っているんですもん。「早く靴下履きなさいよー!」と言った矢先、”パーン”と音がしたかと思うとゴム鉄砲でレゴを撃っている……という光景を何度見たことか(笑)。

四六時中怒るのは疲れるので、そんな時は心を無にして対応。男の子って宇宙人だから、分単位で不可思議な現象が起きて本当に理解できない(笑)。もう少し大きくなったら、「あの変な効果音が恋しい」と思える日が来るのかもしれないですね。

国仲涼子さん PROFILE

1979年生まれ。沖縄県出身。地元でのスカウトをきっかけに芸能界入り。2001年、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」でヒロインを演じ、エランドール賞などを受賞。その後も「ちゅらさんシリーズ」をはじめ、様々な映画やドラマに出演。2014年に結婚し、10歳、7歳の2人の男の子の母。現在、カンテレ・フジテレビ系ドラマ「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」に出演中。

ベスト¥37,400(エストネーション) トップス¥20,900 パンツ¥39,600(ともにカオス) サンダル¥35,200(トニービアンコ/すべてカオス丸の内) ピアス¥385,000 右手中指のリング¥253,000 薬指のリング¥476,300(すべてトーカティブ/トーカティブ 表参道) 左手人差し指のリング¥132,000(ボロロ)

<SHOP LIST>
エストネーション 0120-503-971
カオス丸の内 03-6259-1394
トーカティブ 表参道 03-6416-0559
ボロロ 03-6317-9868

撮影/堺 優史(MOUSTACHE) ヘア・メーク/高梨祐子 スタイリスト/仮屋薗寛子(impress+) 取材・文/渡部夕子

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