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【ママパパ必見】親子で日本代表を全力応援! 子どもに野球のルールを楽しく教える絵本『やきゅうのずかん』【書評】

  • 2026.3.12
 やきゅうのずかん 牛窪良太/白泉社
やきゅうのずかん 牛窪良太/白泉社

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野球選手って、足を振り上げてボールを投げたり、カキーンという音とともにボールを打って走り出したりして、みんなかっこいい! でも、他のスポーツに比べると少しルールが難しいと思いませんか。

子どもとキャッチボールや野球観戦をしながらルールを説明するのもいいですが、『やきゅうのずかん』(牛窪良太/白泉社)があれば、可愛らしいイラストとともに野球の知識を子どもに分かりやすく教えることができそうです。

複雑なルールの基礎を分かりやすく学べる

最初に紹介されるのは、野球のルールです。ただボールを打つだけではなく、「投げて、打って、走って、取って」という4つの動作を繰り返すのが野球の特徴。2つのチームが「打つ」と「守る」を交互に繰り返し、1点でも多く取ったほうが勝ち。バッターは、ボールを打ったあとに1塁、2塁、3塁を回ってホームベースに戻らないと点は入らないから、守備側は相手を塁に出さないために必死。そんな攻防の様子が、こぐまチームとビーバーチームの試合を通して描かれています。

少しルールが複雑だからこそ、頭脳戦が繰り広げられ、そのぶんスリルが増すのが野球の試合というもの。ルールを理解できれば、野球中継で各ポジションの選手が映し出されたとき、その選手が何をしようとしているのかが分かりますよね。本書を読んだあとは親子の野球トークが盛り上がること必至です!

大人も知らないような野球の豆知識まで!?

いろいろな道具があるのも野球ならでは。色彩豊かに描かれたピカピカの道具に、子どもたちの野球への憧れがますます募りそうです。

同じ道具でも、ポジションによって形が異なるのがグローブ。ピッチャーのグローブは、どんなボールを投げるかバッターに分からないような形をしているし、外野手のグローブは大きなフライを掴みとりやすいように縦長の形。説明が分かりやすいので、形が違う理由がスムーズに頭に入りました。

主に硬球と軟球の2種類があるボールの断面も描かれていて、興味をそそられました。硬球の中には「ヒツジのけ」がぎっしり詰まっているし、軟球の中身はじつは空っぽ…だなんて、大人でも意外と知らないような知識。こういった小さな雑学から野球に興味を持つ子もいるのではないでしょうか。

ユニフォームのチーム名には遊び心がいっぱい

そして、ユニフォームのかっこよさも野球の魅力のひとつ。ユニフォームを紹介するページには、チームの名前やキャプテンのマークなど、ユニフォームの見方が解説されていました。

さらに、ユニフォームの歴史を見ると、100年以上前から現在に至るまで、時代にあわせてデザインが変化してきたことも分かります。各ユニフォームに記されているのは、ビーグル犬のDoggies(ドギーは英語でワンちゃんなどの意味)、ウシさん選手のMILKEES(ミルキーズ)など、遊び心いっぱいのチーム名。動物たちの愛嬌あふれる表情に惹かれ、何度も開いて見たくなります。

他にも、バッテリー、スイッチヒッター、トンネル…など、野球で使う50の言葉の解説や、動物たちが登場するクイズやミニストーリーなど、飽きることなく読み進められる工夫がたくさん。野球観戦のページからは、興奮の歓声がこちらまで聞こえてくるようでした!

『やきゅうのずかん』が野球愛を高めるきっかけに

この春には世界大会も開催される野球。知れば知るほど奥深いし、知識が多ければ多いほど楽しみも増しますよね。ルールを知って観戦できるようになれば、球場へ出かけるのも楽しそう。プレイして、観戦して、語りあって…。本書を読んで、親子の野球愛をもっともっと盛り上げましょう!

文=吉田あき

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