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【25年ぶりの復活】『炎のチャレンジャー』は何が変わった? 伝説の番組に見る「平成」と「令和」の“3つの差”

  • 2025.12.9
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2003年ミュージカルに初挑戦するお笑いコンビ、ウッチャンナンチャンの南原清隆 (C)SANKEI

「これができたら100万円!」

あの伝説の雄叫びが、2026年の新春に帰ってきます。 1995年から2000年まで放送され、最高視聴率20%超えを記録した伝説の番組『炎のチャレンジャー』。 12月9日(火)、一夜限りのスペシャル番組として復活 (2026年1月12日放送)することが正式発表されました。

しかし、25年前とはテレビの常識も大きく変わっています。 今回は、本日発表された情報を元に、「昔の炎チャレ」と「令和の炎チャレ」の決定的な違いを比較し、今回の見どころを整理します。

①:MCの「世代を超えたタッグ」

かつての『炎チャレ』といえば、ウッチャンナンチャン(内村光良さん・南原清隆さん)が二人揃って進行し、そこにゲストの勢いのあるタレントが絡むスタイルでした。まさに「お笑い第三世代」の黄金期と言えたでしょう。

今回の復活版(2026年)では、この布陣が一新されます。

  • レジェンド枠: 南原清隆さん(オリジナルメンバー)
  • 新世代枠: 菊池風磨さん(timelesz)

この人選が絶妙です。菊池風磨さんといえば、『ドッキリGP』などで見せる体を張ったリアクションや、バラエティへの対応力が評価されている、今のテレビ界の若手筆頭株。 当時を知る南原さんと、令和のバラエティスター菊池さんという「親子ほど世代の離れたタッグ」が、番組に新しい化学反応を生むことは間違いありません。

②:賞金規模が「10倍」のインフレ!

番組の代名詞である「100万円」。 当時の子供たちにとって100万円は天文学的な数字であり、「もしもらったらどうする?」と教室で盛り上がったものです。

しかし今回の復活では、なんと「賞金総額1000万円」と発表されています。

  • 昔: これまでは1放送ごとに100万円
  • 今: 1回の放送で総額1000万円

物価も上がったとはいえ、この「ケタ違い」の設定は、テレビ局が今回の復活にかける「本気度」の現れと言えるでしょう。

単なるリバイバルではなく、今の視聴者にも「すげぇ!」と思わせるインパクトを用意してきました。

③:伝説の「電流イライラ棒」復活と「4つの競技」への厳選

3つ目の大きな違いは、番組の構成(競技数)です。 かつては「30人31脚」や「カラオケ一曲完璧に歌い切る」、「赤ちゃんハイハイ」など多種多様なチャレンジが乱立していましたが、今回は「全4競技」に厳選されることが発表されました。

そして何よりファンを歓喜させたのが、伝説の「電流イライラ棒」の正式復活です。

  • 昔: 毎週のように新しいコースやギミックが登場
  • 今: 選び抜かれた「4つの競技」でのガチンコ勝負

すでに南原さんが新しいイライラ棒の棒(デバイス)に触れたそうで、以下のように難易度の高さを語っていました。

(前略)
これがもう絶妙な持ちづらさなんですよ!片手で持つには重いし、かといって両手で持つと、重心が向こう側に引っ張られる。クリアできる人はそうそういないと思った
(後略)
出典:テレ朝POST12月9日配信記事_南原清隆さんコメントより

 ただ懐かしいだけでなく、25年分の進化を遂げた「物理的に難しい」ハードな競技になっていることが確定しており、芸能界の猛者たちがこれに挑むことになります。

変わらないのは「手に汗握る緊張感」

MCが変わり、賞金が増え、競技が厳選されても、この番組の根底にある面白さは変わりません。

それは、「たった一回のミスですべてが終わる」という究極の緊張感です。

編集でいくらでも盛れる今の動画コンテンツとは違い、テレビのゴールデンタイムで「一発勝負」を見せるヒリヒリ感。これこそが、25年経っても色あせない『炎のチャレンジャー』の魅力なのです。

2026年1月12日。 テレビの前で再び、あの「プレッシャー」を共有しましょう。


※記事は執筆時点の情報です