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『乃木坂46』の“逸材” 誰にも理解されない好きなことを告白し「理解できない」スタジオ絶句→回答から見える“独特な魅力”

  • 2026.3.16

乃木坂46・6期生の増田三莉音が『Seventeen』の専属モデルに決定した。さらに3月1日放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)では、彼女をフィーチャーした企画「クイズ!ここが変だよ 増田三莉音」がオンエアされ、その独特な感覚や発言が次々と明らかになっている。ティーン誌の専属モデルとして新しい一歩を踏み出したかと思えば、冠番組では思いがけない回答でスタジオをざわつかせる。華やかな見た目と、どこか素朴で不思議な内面。そのギャップこそが、いまの増田の魅力だ。

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

増田三莉音が放つ独特な感覚とキャラクター性

増田は乃木坂46の6期生として加入し、オーディションではSeventeen賞を受賞。その流れで『Seventeen』専属モデルとしての活動もスタートした。透明感のあるビジュアルとショートボブのスタイルは誌面の空気感にもよくなじみ、早くも次世代モデルとして期待を集めている。ただ、彼女の魅力はビジュアル面だけでは語りきれない。『Seventeen』のインタビューでは、自身の性格を「人見知りの正直者」と表現しており、普段は家で過ごすことが多く、本を読むのが好きなインドア派であることも明かしている。

人見知りの正直者です。
自分から話しかけるのが苦手。でも心を開き話せるようになったら、言わなくていいことまで正直に言ってしまって「それ言わんくてよくない?」と友達から怒られたことも(汗)。嘘がつけないんです。

太宰治の『津軽』を挙げるなど文学への関心も強く、アニメでは『進撃の巨人』のミカサや『東京喰種トーキョーグール』の霧嶋董香といったキャラクターを好んでいるという。そうした趣味や美意識は、現在のボブヘアにもどこか通じるものがあるのかもしれない。こうした内省的な趣味や性格は、いわゆる華やかなアイドル像とは少し異なる印象を与える。だが、そのズレこそが増田の個性を形作っている。

『乃木坂工事中』で際立った、増田三莉音の独特なキャラクター

その個性がはっきりと伝わったのが、『乃木坂工事中』での企画だった。番組では事前アンケートの回答をもとにクイズが出題され、増田の独特な感覚が次々と明かされていく。たとえば「乃木坂工事中でこれだけはやりたくないこと」という質問への答えは熱湯風呂。理由は「火傷が怖いから」という、あまりにも率直なものだった。バラエティらしい正解を探すのではなく、自分が感じたことをそのまま口にする。そのまっすぐさがまず印象に残った。

スタジオを驚かせたのが、「誰にも理解されない、私だけが好きなこと」という質問への回答だ。増田は、冷めた肉じゃがの脂が集まる様子を見るのが好きだと話し、しかも汁だけを残しておいて、翌朝に爪楊枝で脂をくっつけて遊ぶのだという。何気ない日常の中に、自分だけの面白さを見つけている。その感覚はメンバーからも「理解できない」と驚かれていたが、だからこそ増田というキャラクターがよく表れている場面でもあった。

さらに「大きい動物といえば?」という問いには海坊主と答え、「この世で一番大きい生き物を言えばいいと思った」と説明していた。ヤカンを使ったモノボケでも、魚だと思って三枚におろそうとしたらヤカンだった、という独特な発想を見せている。印象的なのは、増田が笑わせようとしてこうした答えを出しているわけではないことだ。頭に浮かんだイメージを、そのまま言葉にしているだけ。その自然さが結果的に場の空気を揺らし、思いがけない面白さにつながっている。計算して立ち回るのではなく、本人にとってはごく当たり前の感覚だからこそ、見ている側の印象にも強く残る。

増田三莉音のこれからが楽しみになる理由

乃木坂46には、それぞれ異なる強みを持ったメンバーがそろっているが、そうした中で増田は、独特な感覚そのものが魅力になっていくタイプだろう。思いがけない発想や、本人にとっては自然でも周囲から見ると少しずれている受け答えは、キャラクター面でいえば弓木奈於に通じるものもある。もちろんそのまま重なるわけではないが、バラエティで空気を変える存在として、今後はそうした系譜を受け継ぐメンバーになっていく可能性もありそうだ。

ただ、彼女は天然キャラという一言だけで語れる存在でもない。『Seventeen』の撮影では、前日から食事や入浴で体調を整え、筋膜ローラーで体をほぐすなど、しっかり準備をして臨んでいるという。自由な発想の裏に、地道に積み重ねる真面目さがあるわけだ。また、ファンとのミート&グリートでは、「三莉音ちゃんのおかげで頑張れる」と言われたことがうれしかったと語っており、そうした言葉をまっすぐ受け取る素直さも彼女らしい。モデルとしての透明感、バラエティで見せる独特な感覚、インタビューでの繊細な言葉遣い。そうした異なる魅力が無理なく重なっているところに、増田の面白さがある。

ダンスはまだ発展途上だと語っている一方で、ビジュアル、バラエティ、言葉といった複数の入り口をすでに持っているのは強みだ。まだ一つの型に収まりきらないからこそ、次にどんな一面を見せるのか気になってしまう。乃木坂46にまた一人、目を引く存在が現れた。増田三莉音という名前を耳にする機会は、これからさらに増えていきそうだ。


※記事は執筆時点の情報です

ライター:川崎龍也
大学卒業後にフリーランスとして独立。現在はアイドル雑誌を中心に、取材・インタビュー/コラム執筆を主軸に活動している。主な執筆媒体は『BOMB』『MARQUEE』『EX大衆』『音楽ナタリー』『RealSound』など。
X(旧Twitter):@ryuya_s04