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【60代からの終活】理想の終の棲家は?引っ越しやリフォームをするなら早めの決断がベター! 住まいの終活について専門家がレクチャー!

  • 2025.11.5

あなたは、終活について考えたことはありますか? 「自分にはまだ早い」なんて思っていませんか? じつは終活は、60代のいまこそ始めるべきものなんです。今回は終活のなかの「住まいについて」、専門家である司法書士の太田垣章子さんに伺いました。

住まいについて考える

大きな環境の変化こそなるべく早い決断がベター 数ある終活リストのなかでも、住まいに関することは最優先事項だと、太田垣さんは言います。 「残りの人生を考えるうえで、住環境を整えることはとても大切です。多くの人が、いまの家に住み始めたころとは状況が変わっているはず。子どもが巣立ったあと家が広過ぎて掃除が大変、使わない客間が物置状態になっている、昔買ったものが押し入れやクローゼットに押し込められている等々。快適に暮らすには、状況に合わせて環境を変えていかなくてはなりません。 そのためには持ち物を大きく見直してみたり、家をリフォームしたり、引っ越しをしたりすることを視野に入れてもいいでしょう。環境を変えるのは簡単なことではありませんが、60代ならそれを行動に移せる気力と体力があります。そして、変化した環境に慣れる順応性もあります。70代、80代になったら、いまと同様にはいきません。現在の住環境が快適か、自分はこれからどう暮らしたいか、改めて見直してみましょう」

断捨離®をして、暮らしをコンパクトにする

過去に買った服や靴、鞄などがたんすの肥やしになっていませんか?捨てられない気持ちもわかりますが、あなたが亡くなったら、それらを誰が片づけるのかを考えてみてください。ものが減れば気分もすっきりし、あなたの生活環境自体もよくなります。私の経験上、断捨離®ができるのは60代まで。後まわしにすればするほど捨てられなくなるので、ぜひいまのうちに取り組んでいただきたいです。

自分の趣味や好きなことから、新しい住まいについて考える

住まいを見直すときに、自分の趣味などから考えるのもひとつの手です。たとえば、家庭菜園をしながらのんびり暮らしたいなら、いま住んでいる家をダウンサイズして、かわりに庭を広くする。旅行に行くのが好きなら、空港にアクセスのいい場所に引っ越す。そんなふうに、「どんなふうに暮らしたいか」「日々なにをして過ごしたいか」を考え、好きなことやワクワクすることから新しい環境を検討してみてもいいかもしれません。

理想の終の棲家について考える

あなたには「最期は自宅で迎えたい」「自分に合った施設で過ごしたい」など、人生を終える場所の希望はありますか?それを叶えるためには、後になって考えるのでは間に合いません。60代のうちから準備を始めておきましょう。

自宅の場合

自宅で最期を迎えたいという人は多いもの。住み慣れた場所で安心できますが、病院や施設に比べると設備が充分ではありません。体の自由がきかなくなったときに備えて環境を整える必要があります。家が介護ベッドを置ける間取りになっているか、その地域は介護サービスが充実しているかどうかなど、チェックしておきましょう。

施設の場合

施設なら、どんなところに入りたいかを考えておくと◎。住環境、ほかの入居者との関わり具合、食事内容など、施設によって形式が大きく異なります。おすすめは60代のうちにいくつかの施設を見学しておくこと。80代を過ぎると現実感が増して、見学すること自体に抵抗を感じる人が多いので、フットワークも軽いいまのうちにリサーチを。

こんなケースも

「念願の移住生活を始めたものの、移住先で孤立してしまっている」

移住をする人が増えていますが、「移住先でなじめず孤立してしまい、結局戻ってきた」というケースもあります。移住とは、新しい土地の新しいコミュニティに入っていくこと。よほどのコミュニケーション能力がない限り、すぐになじむのは至難の業。移住前に二拠点生活をして地元の人と関係性を作っておくなど、下準備をするのがおすすめ。

「住んでいた賃貸物件が古くなり、80歳になってから引っ越しを迫られた」

賃貸に住んでいる人は、その築年数に要注意です。人間と同様、建物も年を取ります。あなたが80歳になったときに「建物が老朽化したため建て替えるので、引っ越してください」と言われたらどうしますか?80代の引っ越しは大変なものです。70歳を超えると賃貸物件を借りるのが難しくなることもあるため、どこかで一度物件の見直しを。

教えてくれたのは

司法書士 太田垣章子さん

賃貸不動産経営管理士、合同会社あなたの隣り代表社員。賃貸トラブル解決や、「人生100
年時代における家族に頼らないおひとりさまの終活」支援に注力し、メディア出演や講演多数。著書に『あなたが独りで倒れて困ること30』(ポプラ社)など。

イラスト/鈴木衣津子 構成・文/平井薫子 ※素敵なあの人2025年12月号「いまから備えておきたい 素敵世代の終活」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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