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結局 “きょうだい” で一番得するのは「何番目」なのか?令和の若者、ほぼ半数が選んだ 《ベスト・ポジション》 とは

  • 2025.11.3

それぞれ一長一短あるけれど

きょうだいのイメージ
きょうだいのイメージ

少子化が進む現代日本で一人っ子家庭が増加傾向にある一方、兄弟姉妹(きょうだい)がいるにぎやかな家庭を望む声も少なくありません。

親にとっては「一番に思われたい」という子どもたちの気持ちは理解しつつも、きょうだい間の公平性には頭を悩ませることも多いでしょう。そんな中、10代・現役高校生を対象としたマーケティング情報サイト「ワカモノリサーチ」は、全国の若者を対象に「一番得している兄弟姉妹は何番目だと思いますか?」というアンケート調査を実施、その結果を発表しました。

調査は2025年8月~9月、全国の14~20歳の男女を対象にウェブ上で行い、877人から回答を得たものです。きょうだいの有無にかかわらず、「何番目が得をしていそうか」をイメージで回答してもらいました。その結果をカウントダウン順に紹介します。

長男長女、次男次女、三男三女(末っ子)という3択から選んでもらった結果、最も回答が少なかったのは、真ん中のきょうだいである次男次女で20.1%。回答理由として挙げられたのはのは「立ち位置」のメリットです。「しがらみがないから」「ちょうどいい立ち位置だから」「何も気にしなくて良さそう」といった声が集まり、親からの過度なプレッシャーもなく、気楽なポジションで得をしているという意見が目立ちました。

また、3人きょうだいを想定した場合、「上の気持ちも下の気持ちも分かるから」「真ん中はそんなに怒られないし、新しいのも買ってもらえる」「兄姉もいるし弟妹もいるといういいとこ取り」と、“兄姉ポジション”と“弟妹ポジション”の両方を味わえる点にメリットを感じている若者も多いようです。

さらに、「長男長女の生き様を参考にできるから」「長男長女の経験を生かした育児を受けられる」など、親の最初の子育ての経験や失敗を生かした、より良い子育てを「受けられる」と考えている若者もいました。結果として、次男次女を「長男長女のように新品のものも買ってもらえ、末っ子のように甘えられて、良い子育てをしてもらえる」という最高のポジションだと感じていることが分かりました。

続いて多かったのは、一番下に当たる「三男三女(末っ子)」で32.8%。末っ子特有のメリットを理由とする若者が目立ちます。

「一番下が一番かわいがられる」「一番下の子だから甘やかしてくれる」といった声や、「いろいろ譲ってもらえるから」という意見が多く、上に兄姉がいることで面倒を見てもらえたり、長男長女に比べて親の期待度も高過ぎず、比較的自由に生きられるというイメージがあるようです。また、「一番下だという理由で『お兄ちゃんお姉ちゃんなんだから我慢しなさい』と言われないから」というメリットを挙げる若者もいました。

さらに、「何しても一番下という理由で許されるから」という意見も一定数寄せられており、末っ子はとにかく「甘やかされる」「何でも許される」という理由で「得をしている」と思われる傾向にあることがわかります。

そして、トップとなったのは「長男長女」で47.1%。半数近い若者が、一番上の兄弟姉妹が最も得をしていると考えていることが明らかになりました。

最も多く寄せられた回答理由は「一番」というワードにまつわるもの。具体的には、「一番お金が掛けられている」「一番時間を掛けてもらっておそう」「一番に生まれたから一番に親の愛をもらえる」「一番最初に生まれた分制限が少ない」といった声が多数寄せられています。親にとっても「一番最初の子ども」である長男長女は、親の初めての子育ての経験全てを独占し、「一番手を掛けてもらっている」と感じられているようです。

また、「一番」と同等に多かったのが「おさがり」に関する回答でした。「おさがりがないから」「服が新品で着られるから」「お下がりという概念が存在しないから」といった意見です。洋服だけでなく、「何でも最初に買ってもらえる」「何でも新しいものを買ってもらえるから」といった声も多数寄せられました。

自転車、ゲーム、スマートフォンなど、新しいものを最初に手にできる立場が、下の弟妹にはうらやましく見えているようです。

あなた自身は何番目のきょうだいとして生まれましたか? また、もし選べるなら何番目のきょうだいがよかったと思いますか?

(LASISA編集部)

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