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「降ります!通してください」と言っても電車のドアの前からどかない若者。だが、他の乗客の一喝で状況が一変

  • 2026.2.19

ドアの前から離れない男

毎朝の通勤ラッシュ。

それはもはや「戦場」。

30代の私にとって、会社に着く前から体力を削られる過酷な時間です。

ある日の朝、車内は限界突破のすし詰め状態。

なんとかドア付近のポジションを確保した私の目の前に、その「厄介な人物」はいました。

ドアの真ん中に仁王立ちする一人の男性。

耳にはイヤホン、視線はスマホ画面に釘付け。

駅に到着しドアが開いても、テコでも動かない。まさに「ドア前地蔵」。

「……すみません、降ります」

後ろの女性が遠慮がちに声をかけるも、彼は無視。

ゲームに夢中で聞こえていない様子。

「降ります! 通してください」

別の乗客が隙間を抜けようとした、その瞬間。

「チッ」

盛大な舌打ち。

謝るどころか、邪魔そうに肩を払い、再びスマホへ視線を戻す始末。

(うわぁ……なんだコイツ……)

車内を支配する最悪の空気。

「関わりたくない」という重苦しい沈黙。

おば様の一喝

その時でした。

隣にいた小柄なおば様が、大きく息を吸い込んだのは。

「ちょっとお兄さん!ここは皆が通る場所やで!」

車内に響き渡る一喝。

全員の視線が集中。

男は驚き、イヤホンを外して「え、なんすか?」。

「なんすかじゃないわ!さっきから皆降りようとしてるのに、どきもせんと舌打ちして!イヤホンしてたら王様なんか?ええ加減にしなさい!」

凄まじい剣幕に、男はタジタジ。

「いや、動こうと……」

「動いてへんかったやないの!ほら、次の駅着くで!今度はちゃんと降りて道あけな!」

タイミングよく、電車は巨大ターミナル駅へ到着。

ドアが開いた瞬間、おば様が「ほら、降りるよ!」と手で合図。

それを皮切りに、我慢していた乗客たちが一斉に動き出しました。

「ちょ、押すなよ!」

「流れに乗って降りなさい!」

怒涛の人波に飲まれる男。

抵抗も虚しく、コルク栓が抜けるようにホームへと弾き出されていく姿。

呆然と立ち尽くす彼に、車内からおば様がトドメの一言。

「はい、次からは気いつけや!」

プシューと閉まるドア。

戻ってくる車内の平和。

心の中でおば様に送る、盛大な拍手。

あの瞬間のスカッと感は、今も私の胸に焼き付いています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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