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現代アイドルは“かわいい”だけでは支持されない?「ちゃんみな」監修の実力派ガールズグループ「HANA」が示す新潮流

  • 2025.10.25

「実力の暴力」と呼ばれるブレないパフォーマンス

ちゃんみなさん(2025年05月22日撮影、時事通信フォト)
ちゃんみなさん(2025年05月22日撮影、時事通信フォト)

K-POPの影響により、日本のアイドルシーンは今、かつてないほどのハイレベルな「実力主義」へとシフトしています。その潮流を体現し、デビューから快進撃を続けるのが、7人組ガールズグループ「HANA(ハナ)」です。彼女たちの人気は、単なるルックスや愛らしさといった“記号的な魅力”ではなく、圧倒的なパフォーマンス力と、現代の若者に深く響くパワフルなメッセージ性が支持されていることを証明しています。

HANAが先日10月13日に配信リリースされた最新曲「My Body」は、まさに現代のアイドルに求められるメッセージ性を象徴しています。この楽曲は、メンバーのMOMOKAさんが作詞に参加しており、「いつでも忘れてはいけないことは、自分の体は自分のものだということ」という、自分自身を大切にする「セルフラブ(自己肯定)」のメッセージが込められています。サビの「君のためじゃない my body」という印象的なフレーズは、SNSで他者からの評価に晒されがちな現代の若者の心に強く響き、リリース直後にはオリコン週間ストリーミングランキングで3位に初登場するなど、大きな反響を呼びました。

ビビッドなカラーリングで、メンバーがナチュラルな表情を見せるミュージックビデオも「ありのままの自分を大切にする」という精神性を体現しており、これまでのアイドルソングにはない、踏み込んだテーマに挑む姿勢が評価されています。HANAの土台にあるのは、オーディション時代からプロデューサー・ちゃんみなさんが徹底した“口パクなしのライブ方針”です。激しいダンスをしながらも乱れない歌唱力は、すでにファンから「実力の暴力」と呼ばれるほどのレベルに達しています。最新曲「My Body」においても、メッセージを伝えるための表現力と、楽曲に負けないボーカルスキルが融合し、ファンを魅了しています。

現代のファンは、完璧な「アイドル像」だけでなく、その裏にある地道な努力や、人間的な葛藤を乗り越える「人間力」に共感します。HANAは、その確かな実力と、楽曲を通じて社会的なメッセージを届ける姿勢によって、単なるアイドルという枠を超えた、アーティスト集団としての地位を確立しつつあるのです。

(LASISA編集部)

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