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トム・ブラウンが来日。銀座旗艦店に特別展示中のメットガラ衣装や自身のドキュメンタリー映画を語る

  • 2025.10.21

10月15日(水)に、トム ブラウン 銀座にてカクテルパーティーが開催された。トム ブラウン 銀座は今年6月にオープンしたばかりの新たな旗艦店。本イベントのために、デザイナーのトム・ブラウンが来日し、本田翼、鈴木保奈美、片寄涼太、森星、AI、入江陵介などのセレブリティやプレス関係者とともにブティックの誕生を祝福した。

トム ブラウン 銀座では11月5日(水)まで、2025年のメットガラに登場した特別なルックを展示中だ。アノック・ヤイ、トラメル・ティルマン、ウォルトン・ゴギンズ、ウーピー・ゴールドバーグ、ゾーイ・サルダナ、そしてデミ・ムーアが着用した貴重なルックは必見。

今回、来日を果たしたデザイナーのトム・ブラウンがメットガラの衣装や最新の2026年春夏コレクションについて語ってくれた。

ウーピー・ゴールドバーグ
The 2025 Met Gala Celebrating "Superfine: Tailoring Black Style" - Arrivalsウーピー・ゴールドバーグ

──メットガラの特別なルックを間近で見れるのはとても貴重な機会です。クリエーションについて、最もこだわったことを教えてください。

すべてはメトロポリタンの美術館のアンドリュー・ボルトンがキュレーションした展示から始まります。この展示は、ファッションを最高のレベルに引き上げるために彼が行った努力を称えるものと言えるでしょう。私はゲストたちのために、私のクラシックなコードを通してテーマでもある「華麗なるブラック・スタイル」を解釈しました。これらのルックは、アンドリューと私の大切な一部です。

デミ・ムーア
The 2025 Met Gala Celebrating "Superfine: Tailoring Black Style" - Arrivalsデミ・ムーア
ドキュメンタリー『THOM BROWNE – THE MAN WHO TAILORS DREAMS』(日本での一般公開は未定)
ドキュメンタリー『THOM BROWNE – THE MAN WHO TAILORS DREAMS』(日本での一般公開は未定)

──今回、ドキュメンタリー映画『Thom Browne: The Man Who Tailors Dreams(トム・ブラウン:夢を仕立てる男)』が『GQ JAPAN』の試写イベントで公開されました。この作品はどんな演出やコンセプトの元、完成したのでしょうか?映画製作の背景などを教えてください。

この作品は、ライナー・ホルツェマー監督の視点を通して完成したものです。彼から、私の人生のドキュメンタリーを制作したいというオファーをいただいたんです。彼はこれまでにも、『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』(2017)、『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』(2020)を手がけています。そんな彼が私の仕事に興味を持ってくれて、私の人生が映画の中で語られることはとてもユニークな経験でしたね。時には奇妙な感覚もありましたが、ライナーと一緒に仕事ができて光栄でした。

2026年春夏コレクションより
2026年春夏コレクションより

──最新の2026年春夏コレクションは、ファーストルックに“宇宙人”が登場し、1706年から3000年まで時空を超えた物語の中で、地球人と宇宙からの来訪者が交錯する情景が表現され、大きなサプライズとなりました。インスピレーション源はどこから?

私のすべてのコレクションは、いつも異なるインスピレーションからスタートします。私が夢想するもの、私が読んだ物語の私の解釈、ニューヨークの街中でふと観察した誰か······。これらは一見クリエーションには結びつかないことのようにも思えますが、私の視点を通り、職人技が合わさることでコレクション制作につながっているんです。今季も厳格なテーマはありませんが、人々が私のコレクションを見ることで新たな何かを発見したり、また別の何かを考えるきっかけになることを意図していました。

2026年春夏コレクションより
2026年春夏コレクションより

トム ブラウン 銀座

場所/東京都中央区銀座 6-7-2

営業時間:11:00〜20:00

※メットガラルックの展示は11月5日(水)まで開催中

https://www.thombrowne.com

Photos: Courtesy of Thom Browne, Gorunway Editor: Mayumi Numao

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