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今日の気分はピクニック。代々木公園周辺で見つけたテイクアウト6店

  • 2025.10.22
外で食べたい気分の日に。代々木公園周辺で見つけたテイクアウト6店
BRUTUS

都心の喧騒から少し距離を置きながらも、洗練された文化と生活感が同居する、代々木上原・代々木公園エリア。駅前の商店街には昔ながらのパン屋や青果店が並び、少し歩けば注目のカフェやレストランが現れる。「どこでランチしよう?」と迷ったら、テイクアウトして公園でピクニック、なんてのもおすすめ。街歩きと公園時間が一度に楽しめる、魅力たっぷりのエリアだ。

La Pita de Maison Cinquantecinq

フレンチビストロが手がける、こだわりピタサンド

2022年にオープンした、近隣のフレンチビストロ〈MAISON CINQUANTE CINQ〉の姉妹店。農家直送の野菜やファラフェル、フレンチのお惣菜などをたっぷり挟んだ中東のソウルフードを扱う、東京でも珍しいピタサンド専門店だ。

一番人気は、ファラフェルサンド(左/ジュニア1,296円)。揚げたてのファラフェルをメインに、フレッシュな野菜やフムスをぎゅっと詰め込んだ、まるでサラダボウルのような一皿だ。ピタサンドは“一品の料理”としての完成度を追求し、食感や味のバランスは日々アップデート。オリジナルスパイスのザアタルや繊細なハーブ使いも印象的で、何度でも通いたくなる。

色合いも計算し尽されたピタサンドは、代々木公園の青々とした芝生にマッチ。ピクニックの新定番として、ピタサンドを選んでみてはいかがだろう。

La Pita de Maison Cinquantecinqのピタサンド
バターミルクに漬け込みカリッと揚げた「ニューオリンズ風フライドチキン」(右/ジュニア1,296円)は、特製ソースが味の決め手。ピタブレッドは、ふかふかの「プレーンピタ」(右)と練馬春日町にある〈コンビニエンスストア髙橋〉による天然酵母の「カンパーニュピタ」(左)の2種類からセレクト可能。ピタは、フルとジュニアの2サイズ。
La Pita de Maison Cinquantecinqのポテト
手割りのジャガイモを使ったフライドポテト&フムス ザアタル(972円)。カリほく食感のポテトにはスパイスがたっぷり。スパイシーさとフムスのマイルドな味わいが絶妙。爽やかな自家製エルダーフラワーレモンソーダ(785円)と相性抜群。
La Pita de Maison Cinquantecinqの内観
2階はカウンターとテーブル席。隠れ家のようなコンパクトな店内。
La Pita de Maison Cinquantecinqの外観
代々木上原駅の目の前に佇む、白いドアが目印の建物。イラストレーターの三宅瑠人さんがデザインを手がけたスタイリッシュなメニューのイラストが目を引く。
La Pita de Maison Cinquantecinqの内観
1階のレジカウンター横には、大人気のオリジナルグッズをラインナップ。定番のTシャツや襟付きシャツなど、その時期の新作も。

Information

La Pita de Maison Cinquantecinq

住所:東京都渋谷区西原3-5-1
営:11時30分~15時30分(L.O15時)、18時~22時(L.O21時)
TEL:03-5454-5631
休:なし
Instagram:@lapita_de_maisoncinquantecinq

a day.

気負わず立ち寄れる、街のワインショップ

代々木八幡の駅前通り沿いにあるワインショップ。ナチュールをメインに、産地を問わずさまざまなワインが店内にずらり。日常的に楽しめるような価格帯や味わいのものを種類豊富に揃えている。

大切にしているのは、会話を楽しみながら一人ひとりに合ったワインを提案するスタイル。カジュアルでアットホームな雰囲気ゆえ、常連さんも多く、その日の食事に合うワインを相談して購入する人も多いそう。まさに〈a day.〉という店名のように、何気ない毎日に寄り添ってくれるお店だ。

公園で楽しめるよう、オープナーや割れないグラスも販売をしているので、急なピクニックにも気軽に立ち寄ってほしい。

〈a day〉オリジナルラベルのワイン、ニュージーランドのオレンジワイン「ラブ・ブロック ティー ソーヴィニヨンブラン マールボロ」
左から/フランス・ブルゴーニュの生産者と提携してつくった〈a day.〉オリジナルラベルのワイン(5,000円)。公園で飲むならこれ! とおすすめしてもらったのはニュージーランドのオレンジワイン「ラブ・ブロック ティー ソーヴィニヨンブラン マールボロ」(3,630円)。果実味がありながらキリッとした飲み心地。値段も手頃で外飲みに最適。
a day Yoyogi 店内
3000円ほどのワインから、ギフトに最適なちょっとリッチな銘柄まで幅広くラインナップ。どれを選ぶか迷ったら、スタッフに声をかけてみて。
手書きのコメントが添えられたワイン
一つひとつに丁寧な手書きのコメントが添えられている。ワインをより身近に感じられるよう、店員さんが実際に飲んだ感想や特徴、おすすめのペアリングなどをわかりやすく説明。細やかな気配りも、多くの人に愛されている理由だ。
a day Yoyogi 外観
代々木八幡駅から徒歩4分、公園にも徒歩5分ほどで行ける好アクセス。本店は逗子にあり、代々木八幡店はオープンして14年目。

Information

a day. 代々木店

住所:東京都渋谷区富ケ谷1-9-23
営:11時~19時(土曜日のみ11時~20時)
休:なし
TEL:03-5790-9360
Instagram:@aday_yoyogi

darna

小ポーションで楽しくシェア。モロッコの家庭の味

モロッカンデリ〈ダルナ〉は、モロッコの家庭料理を味わえるテイクアウト専門店。現地でパティシエとして働いていた清水理恵さんが、その味を日本に広めるために2023年にオープンした。

お店は小さな階段を上った先にあり、窓越しに料理を受け取るスタイル。近隣の住民や近くで働いている人たちが多く訪れるのは、清水さんの親しみやすい人柄ゆえだ。

料理のメインは、タジン鍋を使ったシンプルな蒸し料理。無水調理で食材のうまみを凝縮し、モロッコで仕入れたスパイスで味付けしている。基本のスパイスはクミン、パプリカ、ジンジャー、ターメリック。辛さはほとんどないから異国の風味の中に、素材本来のやさしい味わいを感じられる。清水さんいわく、モロッコ料理は「日本人の口にも合うほっこり」とした味。

お惣菜は380円〜とお手軽な価格。それぞれ小ぶりのポーションだから、いくつか買ってみんなでシェアするのにもちょうどいい。ピクニックに、本格的なモロッコのお惣菜を選んでみてはいかがだろう。

ケフタ タジン、ピタパン、キヌアのサラダ、ビーツのサラダ、モロッカンミントティー
この日のメインはラム肉のミートボールをスパイス入りのトマトソースで煮込んだケフタ タジン(1,280円)。ピタパン(400円)も追加でオーダー。前菜は、キヌアのサラダ(380円)とビーツのサラダ(380円)をチョイス。どちらもさっぱりしていて、メインとの相性抜群。モロッコのティーブランド〈SAYRA〉の茶葉を使ったモロッカンミントティー(500円)も一緒に。
darna 外観
“ピンクの街”と呼ばれるモロッコの都市「マラケシュ」を彷彿とさせる壁が目印。軒先のベンチで、テイクアウトした料理を食べることもできる。お店に飾られたオブジェやタジン、外のテーブルは清水さんがモロッコで買ってきたもの。
darna ショーケース
小さなショーケースには、メインと前菜をそれぞれ日替わりで3種ずつ用意。平日は、メインとなる主菜を1種類を選べるランチボックスも提供。その他、モロッコの伝統的な焼き菓子も販売している。
darna自家製ハリッサの小瓶
辛さがほしいときにおすすめなのが、自家製の「ハリッサ」。モロッコ、アルジェリア、チュニジアの3カ国のことを指す「マグリブ」地域でよく食べられている唐辛子ペーストで、たっぷりのスパイスを配合。100gの小瓶(1,500円)と、テイクアウト用の使い切りサイズ(150円)を販売。

Information

Moroccan Delicatessen darna

住所:東京都渋谷区元代々木町23-4
営:11時~19時
休:月
TEL:090-3405-1387
Instagram:@darna_moroccan.deli

ヨヨナム

趣向を凝らした、本格べトナミーズ

代々木八幡の小さな路地に佇むベトナム料理店〈ヨヨナム〉。オーナーのヤマモトタロヲさんは、数々の人気店を手がけてきた。

フランスを旅したときに出会ったベトナム料理を、料理家・植松良枝さん監修のもと提供。「パリにあるべトナミーズ」をイメージしたメニューは、現地の味を生かしつつ、フレンチの調理法や料理家ならではのアイデアを取り入れている。

テイクアウトで人気なのが、たっぷり野菜のカリカリ和え麺。少しずつ混ぜて食べることで、口に運ぶたびに違った風味を楽しめる。テイクアウトでは大きな丸い容器で提供していて、インパクトも抜群。代々木公園のピクニックでも、レジャーシートが一気に華やぐ。

土日月限定のランチは旬の素材を意識して随時アップデート。思いがけない食材の組み合わせや食感の楽しさを毎回発見することができる。ランチメニューはすべて持ち帰り可能。内容はInstagramで更新されるので、随時チェックを。

たっぷり野菜のカリカリ和え麺とペッパーグリルチキンとかぶのバインミー
たっぷり野菜のカリカリ和え麺(1,900円)で使用している野菜は10種類以上。味はもちろん見た目にもこだわった定番人気メニュー。
ペッパーグリルチキンとかぶのバインミー
約2カ月ごとに具材が変わる、人気のバインミー(1,300円)。この日はペッパーグリルチキンとかぶ。ガツンと効いた胡椒とかぶのフレッシュな食感、パクチーがアクセントになった新感覚の味わい。フランスパンは、姉妹店のベーカリーのものを使用。やわらかく軽い口当たりだ。
ヨヨナム 店内
美大出身のヤマモトタロヲさんがデザインした店内は、ところどころに「パリにあるベトナミーズ」の空気を感じる。1階はカウンターとテーブル席。
ヨヨナム 店内
2階には個室も用意。大切な日にもぴったりな落ち着きのある空間で、心ゆくまで絶品料理を堪能できる。
ヨヨナム 外観
道路に面した細い道の奥にお店の入り口はある。ポツンと佇む、可愛らしいランプが目印だ。

Information

ヨヨナム

住所:東京都渋谷区代々木5-66-4
営:11時30分〜15時(L.O.14時)、17時〜22時(L.O.20時30分)※ランチは土日月のみ営業
休:火、隔週水
TEL:03-6407-1545
Instagram:@yoyonam.tokyo

nephew

プラスワンであったらうれしい、手みやげスイーツ

〈nephew〉は、青を基調とした空間が特徴のカフェ・ビストロバー。
池尻大橋のストリートバー〈LOBBY〉やホームグッズブランド〈MYTONE〉など今話題の店を手がける〈& Supply〉による、飲食店2号店として2021年にオープンした。

営業は朝8時から。キャロットケーキやレモンケーキなどの自家製スイーツに加え、コーヒーなどのドリンクもテイクアウト可能。お弁当のあとには、やっぱり甘いものがほしくなるもの。そんなときの“プラスワン”にもおすすめだ。

〈&Supply〉が手がけるだけあって、テイクアウトカップやショップバッグのデザインにも抜かりなし。店内をゆっくり堪能するのももちろんいいけれど、天気のいい日には代々木公園へ。明るい時間をコーヒー片手に公園で過ごし、夜のバータイムに再び訪れて一杯、なんて楽しみ方もおすすめしたい。

アイスアメリカーノ、抹茶ラテ、キャロットケーキ、レモンケーキ
〈maau〉の豆を使用したアイスアメリカーノ(600円)はフルーティーでカカオのような香ばしさが特徴。目の前で点てる香り高い抹茶ラテ(680円)も人気メニュー。スパイスを強めに効かせたキャロットケーキ(650円)やレモンの甘さと酸味が絶妙なレモンケーキ(500円)もぜひ一緒に。
nephew 店内
目指しているのは、「五感を刺激する空間づくり」。曲線的な設計と、温かみのある灯りや木のぬくもりが印象的なあたたかみのある店内。2階や奥のテーブルも隠れ家のようで心落ち着く雰囲気。
nephew 外観
代々木八幡駅から徒歩5分。住宅地の細い路地を進むと見えてくる、青いドアがお店の目印。平日午前中はテイクアウトドリンクが100円オフになる。

Information

nephew

住所:東京都渋谷区富ケ谷1-7-2
営:8時~17時、18時~0時(L.O.21時)
休:なし
TEL:03-5738-8908

LIFE

気軽に入れる、街の愛されイタリアン

オーナーシェフの相場正一郎さんが2003年にオープン。以来、20年以上この場所で愛され続けるイタリアンレストラン〈LIFE〉。

イタリア・トスカーナ地方の料理を中心に、定番のピザやパスタ、厳選されたクラシックなワインに合う軽食を提供。相場さんが本場で修業した経験を生かした逸品を、気軽にカジュアルに楽しめる。

イタリアンといえど、メニューは幅広い。テイクアウトではパスタだけでなく、カレーやライスボックスも揃う。サラダやお惣菜がセットになっているので、ピクニックにもこれ一つあれば安心だ。

付け合わせのお惣菜は、オーナーの実家である惣菜店で作られたもの。栃木で長年作り続けられてきた味わいは、素材のやさしさがじんわり伝わってくる。

LIFE 店内
入り口は商店街側と遊歩道側の2つ。カウンター、テーブル、ソファ席のコーナーごとに段差をつくり、目線の高さや座る向きによって変わるように工夫。抜け感や雰囲気づくりにもこだわり、居心地のよさを追求している。
ポークソテーのライスランチ
ライスランチ(1460円)は日替わりで、金曜日はカレーを提供。この日のメインのポークソテーは塩コショウでシンプルに味付けしたカナダ産ポークに、自家製のマスタードを使用したソースをたっぷり。さっぱりマリネされた野菜も添えてあり、ボリューム満点。
LIFE 看板
丁寧に手入れされた植物たちがお出迎え。オープン前から並んでいる人も多く、その人気ぶりがうかがえる。

Information

LIFE

住所:東京都渋谷区富ケ谷1-9-19
営:11時45分〜14時30分(L.O.14時30分)、17時45分〜22時00分(L.O.21時30分)
休:火
TEL:03-3467-3479
Instagram:@lifeyoyogipark

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