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「平成アニメかよ」いつものOPに“変化”が…!大人気アニメの最終話でだけ流れた“特別演出”にファン騒然

  • 2025.10.8

9月27日に最終話を迎えたTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』。最終話のオープニングでは、これまでにはなかった効果音である“SE”が特別に追加されており、SNSで反響を呼んだ。リメイクという挑戦から始まった本作の最終話が成功したのは、浅草寺に奉納された原作者・青山剛昌による直筆の大絵馬のおかげかもしれない。

“最終話だけ”SE追加!作品愛あふれる特別仕様のオープニング

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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

最終話である第24話のオープニングには、いつもとは違う特別な演出が追加された。冒頭で鉄 刃(くろがね やいば)が集めた不思議な力を持つ“玉”たちが空を駆け抜ける際、キラキラときらめくようなSEが。また、BLUE ENCOUNTによるオープニングテーマ『BLADE』のサビにのせて、刃が鬼丸猛(おにまるたけし)をはじめとした敵と戦うシーンでは、「キン!キン!」と刀を打ち合うSEが追加されたのだ。

最終話のオープニングで追加されたSEについてSNSでは「平成アニメかよ」「昔のアニメではよくあったやつ」「効果音ついててやばい」「最終回SPバージョンなのズルい」「久々に見た気がする」との声があがった。

アニメを観る際、オープニングを飛ばしてしまう視聴者も少なくない。それでも、最終話でオープニングに新しくSEを加えてバージョンアップさせたのは、最後まで視聴者を楽しませようとするアニメスタッフの作品愛があってこそではないだろうか。

ちなみに、最終話のエンディングも、キャラクターたちのこれまでの軌跡が流れる特殊EDとなっている。異例の一人原画回となったバットガイ戦や、原作とは違い刃の仲間入りを果たした大和撫子(やまとなでしこ)といったアニメならではの見どころもふりかえることができ、グッとくる演出だ。

最終話の成功は、青山剛昌による“大絵馬”の効果?

8月18日の“YAIBAの日”に、浅草寺にて『真・侍伝 YAIBA』浅草寺絵馬奉納セレモニーが開催された。浅草寺は、1400年近い歴史を持つ東京都内で一番古い寺院であり、作中でも刃と鬼丸が浅草で戦うシーンが描かれたアニメゆかりの地。そこで、原作者である青山によって描かれたキャラクターのイラスト入りの大絵馬が披露されたのだ。

青山による直筆の大絵馬に対してSNSでは「本当に書いたの?!」「迫力がすごかった!」「すごすぎない?!」と驚きの声が。大人4人分ほどの幅がある大絵馬は、9月末日まで浅草寺の五重塔にて一般公開された。

約30年前に放送された『剣勇伝説YAIBA』のリメイクである『真・侍伝 YAIBA』。近年、『地獄先生ぬ~べ~』や『らんま1/2』のようにアニメ作品のリメイクブームが起きているものの、数十年前の作品を再び令和によみがえらせるのは、大きなチャレンジだったに違いない。そんななか、『真・侍伝 YAIBA』は多くの人から愛される作品となった。2クールに渡り続いてきた本作の最終話が成功したのは、浅草寺に奉納された青山による大絵馬の効果もあったのではないだろうか。


真・侍伝 YAIBA
ABEMAにて毎週土曜22:30より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/2-29
【(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari