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医師「膝から水を抜きましょう」え?アラフィフの私が高齢者の病気に!?膝痛を乗り越えるまでの半年間

  • 2025.9.22

快調だった50代前半の私を不意に襲った膝の痛み。最初は、趣味のテニスをちょっと頑張り過ぎた故障だと思っていました。しかし、医師から出たのは「加齢による変形性膝関節症」という言葉。それって高齢者がよく抱える病気なのでは? 膝を痛めたことで加齢を一気に自覚し、膝の治療とメンテナンスを試みた半年を振り返ります。

加齢による変形性膝関節症って私が?

アラフィフとはいえ、趣味のテニスなど充実の毎日を過ごしていたある朝。突然、足裏につるような痛みが走り、膝がかなり痛むようになりました。「テニスで無理したかな」と思い、足を引きずりながら整形外科を受診。

すると医師から「変形性膝関節症の始まりですね。骨と骨の間のクッション部分の軟骨がすり減って痛むんですよ。加齢で徐々に進行するんです。とりあえず膝の水を抜きましょう」と告げられました。加齢症状、それも進行するのみで元には戻らないとのことで正直ショックでした。

ヒアルロン酸注射や温熱治療をしたけれど

1カ月後、痛みは治まらず再び整形外科を訪れると、「ではヒアルロン酸を打ちましょう。良くなりますよ」という医師の提案で、すぐに注射を受けることになりました。

処置後すぐ「ほら、良くなったでしょう? 膝の動きがスムーズでしょう?」と尋ねられて膝関節を確かめると、何かに包まれたような感覚が。しかし、普通に歩くときの痛みはなくなりましたが、段差の上り下りなどではすぐ痛みに襲われるありさま。

医師に相談すると血行促進のため温熱治療なるものを勧められ、週2回続けてみましたが、テニスに復帰できるレベルまでは回復しませんでした。

アプローチを変えたら改善を実感

膝をいたわり続けて数カ月、通院・温熱治療では思ったような回復が見られない上に、反対の脚への負担や脚全体の筋力の衰えも感じるようになりました。

これは脚全体のケアをしなくてはと思い、両脚全体のストレッチと軽い筋力トレーニングを開始。また、台所で膝への体重のかけ方の試行錯誤中、毎日履いているスリッパの甲部分が緩んでブカブカになっていることに気付きました。甲の締め具合をしっかりと調整できるスリッパへと変えたところ、足元に安定感が生まれ膝の痛みの緩和を感じました

脚全体のケアに取り組んで半年、徐々に膝の痛みは減り、今は多少の違和感は残るもののテニスにも復帰しています。

まとめ

加齢という言葉にびっくりして医者通い、ピンポイントで膝の治療を試みましたが、治療だけでは回復には至りませんでした。しかし、加齢症状の完治は難しいとしても軽減はできると知りました。良さを実感できた日常的な脚全体へのケアは、加齢症状予防のためにも続けています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:森原 あさみ/50代女性。平日はお勤め、週末は農業。夫、子ども、義父母と暮らしている。多忙でも趣味やスポーツの時間はなるべくキープ。育児、介護、町の行く末までいろいろ気になる。

イラスト/おんたま

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 光伸メディカルクリニック院長 中村 光伸先生

医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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