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必死の119番通報も、医師「命の保証はできません」脳の深部で起きた異常の正体は【体験談】

  • 2025.9.9

ある日、買い物から帰宅し、夕食の準備を終えたあとのことです。しばらくして、急に足が動かなくなり、言葉もうまく発することができなくなってしまいました。

突然の体の異変に自ら119番

足はほとんど動かず、声も出せない状態で、「これは何かの病気だ」とすぐに思いました。とにかく119番に電話をかけましたが、声が出ず、住所などをうまく伝えることができませんでした。不安でいっぱいになったのを覚えています。

しばらくして、救急隊員の方が駆けつけてくれ、合鍵を持っていた大家さんが立ち会ってくれたおかげで、部屋に入ってもらうことができました。救急車の中では、「発症してからどのくらい時間が経ったか」「連絡までにどれだけかかったか」などを確認されました。

命に関わる病気だった

病院に到着後、さまざまな検査を受け、看護師の方からは「脳卒中の可能性が高い」と伝えられました。後に医師から検査結果を聞いた際、「あなたはとても運がよかった」と言われました。実際には「橋(きょう)」と呼ばれる脳の深部で脳出血を起こしていたのです。命に関わる重大な場所での出血だったと聞かされ、背筋が凍るような思いがしました。

入院中、「再び症状が悪化すれば、命の保証はできない」とも告げられました。その後、別の病院へ転院し、約1カ月にわたり薬物治療を受けました。さらに半年ほどリハビリ施設に通い、今では日常生活に支障がないほどに回復しました。わずかにしびれは残っていますが、自立して生活できるまでになったのは幸運だったと思います。

前兆はあったのに…

思い返せば、以前から血圧が高めで、軽い出血があったときに病院で「治りが遅い」と言われ、血液検査でもあまり良い数値でないと指摘されていました。その際、「紹介状を書きますよ」と言われたのに、結局受診しませんでした。また、職場でも「その血圧は異常ではないか」と言われたこともありました。

まとめ

あのとき、きちんと検査を受けていれば……そう思うことが今でも何度もあります。死にかけるようなこともなかったかもしれないし、しびれも残らず、元気に働き続けられていたかもしれない。悔やんでも悔やみきれない後悔が、今も心の奥に残っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:峯さとし/50代男性・会社員。

イラスト:sawawa

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


シニアカレンダー編集部

「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!


監修者:医師 医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長 菊池大和先生

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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