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いつもの掃除を大変にしてる 【NG収納】 とは ちょっとの見直し & 【3つのOK収納】 を取り入れれば、掃除が “劇的ラク” になる?

  • 2025.9.6

根本的な原因が分かれば、掃除がラクになる?

なんで全然片付かないの!? 問題は収納方法にあった?
なんで全然片付かないの!? 問題は収納方法にあった?

「掃除をしてもすぐ散らかってしまう」「時間が掛かる……」。このような悩みを抱える人はいませんか? 実は、掃除が大変に感じる原因の多くは“収納方法”にあります。収納を工夫することで、きれいな状態をストレスなくキープできるようになります。この記事では、ハウスキーピング協会のクリンネストの資格を持つ著者が「掃除が楽になる収納のコツ」を紹介します。

まずは、多くの家庭で共通する問題点を見ていきましょう。

床や棚の上にモノが多いと、掃除をする前にそれらを移動させる手間が生まれます。またモノの間、モノの裏側など、手の届きにくい場所が増えるため、掃除の効率が大幅に下がります。

掃除用具が遠い所に収納されていると「掃除をしよう」と思ったときの腰が重くなります。例えば、キッチン用の洗剤が別の階にあったり、洗面台用のスポンジが別の部屋にあったりなどすると、面倒くさいという思いが強くなり掃除を後回しにしがちです。

さらに、掃除用具自体が取り出しにくい場所に収納されていると、使うまでに時間と手間が掛かり、結果的に掃除の頻度が下がってしまいます。

掃除をラクにするための収納には、基本ルールがあります。これらを意識するだけで、日々の掃除が楽になります。

「浮かせる収納」は、時短効果が高いテクニックの一つです。床に直接モノを置くのではなく、壁に掛けたり、棚に収納したりして浮かせましょう。床面にモノがないと、スムーズに掃除が始められます。

「ワンアクション収納」とは、扉を開ける、ふたを取るなどのアクション数をできるだけ少なくする収納方法です。例えば、ふた付きの箱より、オープンなカゴに入れる方が、取り出しやすく片付けやすくなります。日常使いするものは、出しやすく、片付けやすい仕組みを作りましょう。掃除前後の片付けが短時間で済みます。

モノを使う場所の近くに収納することで、動線が短くなり、掃除も効率的になります。例えばキッチンで使うものはキッチンに、洗面所で使うものは洗面所にというように、使用場所と収納場所を一致させることが大切です。

ここからは、場所別に具体的な収納アイデアをご紹介します。

キッチンは油汚れや水垢が付きやすく、こまめな掃除が必要な場所です。

調味料を作業台に置いたままにしていると、掃除のたびによける必要があります。壁面に設置したラックやマグネット式の収納を使って調味料を浮かせることで、作業台の拭き掃除が楽になります。

調理中や食器洗い中に、汚れに気づくことは多いもの。シンク回りに吊り下げフックを設置し、洗剤や布巾をすぐに取れる場所に設置しておけば、気づいた瞬間にサッと掃除ができます。

家族が長時間過ごすリビングは、モノが散らかりやすく、ホコリも溜まりやすい場所です。

リモコンやメガネなど、毎日頻繁に使うモノは、バラバラに置かれがちです。「定位置ボックス」を用意し、モノの住所を決めることで、散らかりにくくなります。

電化製品のコードが床に這っていると、掃除機をかける際に不便ですよね。ケーブルボックスやコード収納グッズを使ってコード類をまとめると、スムーズに掃除できるようになります。

湿気が多く、カビや水垢が発生しやすい水回り。清潔な状態を保つために工夫しましょう。

歯ブラシ立てや石鹸を洗面台に置いていると、カビやぬめりの原因となります。吸盤式やマグネット式の収納アイテムを使って浮かせることで、掃除が楽になります。

バスルームの壁は、マグネットがつく場合が多いでしょう。マグネット式のホルダーを使って、スポンジやスクレーパーを壁面に収納しておけば、気づいたときにすぐに手に取れるため、掃除のハードルが下がります。

掃除を楽にするのに大切なのは、日々の小さな工夫の積み重ねです。浮かせる収納、ワンアクション収納、使う場所の近くに収納というルールを意識するだけで、時間と手間を大幅に削減できます。完璧を目指さず、まずは1か所から始めてみましょう。

(安田まほ)

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