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医師「必ず受けてほしい」 症状がほとんどでない…『大腸がん予防』に“定期検診”が不可欠なワケ

  • 2025.10.3
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

大腸がんは日本でも発症者が増えている“身近な病気”。しかし、早期発見や予防ができれば、治療の成功率はぐっと高まります。そんな中、医療の現場で「必ず受けてほしい」と強く勧められているのが“大腸がんの定期検診”。なぜこれほど重要なのか、どんなメリットがあるのか気になりませんか?

この記事では、大腸がん予防に定期的な検診が欠かせない理由をわかりやすく解説。大腸がんの現状や検診の役割、具体的な検診方法なども紹介します。

大腸がんの増加傾向と検診がもたらす大きなメリット

大腸がんは、日本のがん死亡数で上位を占めている病気のひとつです。特に食生活の変化や高齢化が進む現在、発症率は増加傾向にあります。

大腸がんは初期症状がほとんどないため、進行するまで気づきにくいのが特徴。このため、症状が出てから受診すると、治療が難しくなりがち。だからこそ、症状がない段階での定期的な検診が非常に重要になっています。

検診を受けることで、早期のがんや前がん状態の腫瘍(ポリープ)を見つけることが可能です。ポリープはがんに進展する前に切除すれば予防になるため、定期検診は大腸がんを未然に防ぐ強力な手段といえます。医療機関や自治体でも40歳以上を対象に大腸がんの便潜血検査などを提供しており、これを活用することで医療費の負担軽減や身体への負担も抑えられるというメリットもあります。

具体的な定期検診の方法と効果的な活用法

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

大腸がんの定期検診にはいくつかの方法がありますが、最も一般的なのは「便潜血検査(便の中に血が混ざっていないか調べる検査)」です。専用の検査キットで便を採取し、がんやポリープからの出血をチェックします。

この検査が陽性の場合は、精密検査として大腸内視鏡検査を受けることが推奨されます。内視鏡検査は大腸の内部を直接観察し、ポリープがあればその場で切除することも可能なので、大腸がんの予防効果が高いとされています。

特に50歳以上の方、家族に大腸がんの患者がいる方、便秘や血便が続いている方は積極的に検診を受けるべきです。定期的な検診の間隔は、便潜血検査なら毎年、大腸内視鏡検査は前回の結果によって数年ごとに行うのが一般的です。

また、バランスの良い食事、適度な運動、禁煙、過度な飲酒を控えるなど、日々の行動を心がけることで、大腸がんのリスクをさらに減らすことができます。

大腸がんから身を守るために…定期的な検査をしよう

大腸がんは、早期に発見できれば治療の成功率が非常に高いがんのひとつです。そのため、医師たちは定期的な検診の重要性を強調しています。便潜血検査や大腸内視鏡検査などで、症状がない段階でリスクを見つけられることが、大きなメリットだからです。

加えて、定期検診は早期発見だけでなく、予防的な面も大きな役割を果たします。ポリープの切除など、がんに進展する前の段階で対応できるため、命を守る手段として欠かせません。さらに自治体の検診制度を活用すれば経済的負担も少なくて済みます。

大腸がんは決して遠い話ではありません。健康で長く暮らし続けるために、まずは定期検診を生活の一部に取り入れてみませんか?


池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院 院長:柏木 宏幸

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東京女子医科大学消化器内科に入局後、複数の医療機関で胃・大腸内視鏡を中心とした臨床経験を積み、同大学病院助教を経て2023年に現クリニックを開院。胃がん・大腸がんの早期発見と内視鏡検査の普及をミッションに掲げ、健康診断や生活習慣病の治療をはじめ、一般内科および消化器疾患の診療、内視鏡検査と幅広く取り組んでいる。また、クリニックのYouTube(https://www.youtube.com/@HKa-wb4jw)を通じて医療知識や内視鏡検査の重要性をわかりやすく発信し、医療情報の普及活動にも尽力中。

都内トップクラスの内視鏡設備を完備し、土日診療対応、胃・大腸カメラ同日検査、専門医による鎮静下内視鏡、女性医師による検査体制など、患者さんの苦痛を抑えたきめ細かな検査環境を提供。今後も一人でも多くの患者様が安心して内視鏡検査を受けられるよう、質の高い医療サービスを追求し続ける。
池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック東京豊島院:https://www.ikebukuro-cl.com