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『大腸ポリープ』が“できやすい人”と“できにくい人”は何が違うの?→医師が教える“3つの特徴”とは

  • 2025.9.26
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「大腸ポリープ」って聞くと、なんだか怖いイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?でも実は、多くの人が知らずに持っているかもしれない身近な存在なんです。そんな大腸ポリープ、実は「できやすい人」と「できにくい人」がいるって知っていましたか?どうして差が生まれるのか、その原因やリスクについて医師の観点からわかりやすく解説します。

これを読んで、あなたの健康管理に役立ててくださいね!

大腸ポリープって何?できやすい人の特徴をチェック!

まず、大腸ポリープとは大腸の内側の粘膜にできる小さな“こぶ”のようなものです。多くは良性ですが、一部ががん化することもあり、注意が必要です。では、なぜ人によってできやすかったり、できにくかったりするのでしょうか?

大きく分けると、「遺伝的な要因」「生活習慣」「年齢・性別」の3つが関係しています。例えば、家族に大腸ポリープや大腸がんの既往歴がある人はリスクが高くなります。また、食事の偏りや運動不足など、不健康な生活習慣もポリープ発生に影響します。

さらに、年齢を重ねるほどポリープができやすくなるのも事実で、特に50歳以上の男女に増える傾向があります。男性の方が若干リスクが高いとも言われています。

食生活や生活習慣がカギ!大腸ポリープを予防する具体的なポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

大腸ポリープの原因を深掘りすると、食事の内容が非常に大きく影響していることがわかってきます。脂肪分や赤身肉、加工肉の摂りすぎは大腸ポリープやがんのリスクを高める一方で、食物繊維が豊富な野菜や果物、全粒穀物などは予防に役立ちます。

また、適度な運動も大切。運動不足は腸の動きを鈍らせ、ポリープの原因になることがあります。加えて、喫煙や過度な飲酒もリスクを押し上げるので控えたいところ。

積極的な野菜の摂取やウォーキングやジョギングなどの適度な運動を習慣にすることが推奨されています。食生活と生活スタイルを見直すだけでリスクを減らせる可能性が高いのです。

できる範囲の予防策を今日から始めよう

大腸ポリープは誰にでもできる可能性があるものの、できやすい人とできにくい人がいると言われています。その違いは主に遺伝の影響と日々の生活習慣、年齢や性別によって左右されます。特に家族歴がある方や加齢によるリスクは無視できません。

しかし、適切な食生活や運動を心がけることで、リスクを大きく下げられることも医療の現場で確認されています。定期的な検査を受けて早期発見に努めることも大切です。

また、大腸がんの約9割は大腸ポリープから発生するとされており、大腸ポリープの早期発見・切除が大腸がんの予防に有効です。

だからこそ、自分に合った健康管理を意識し、大腸ポリープのリスクとしっかり向き合いましょう。小さな心がけが将来の大きな安心につながりますよ。


池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院 院長:柏木 宏幸

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池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院 院長:柏木 宏幸

東京女子医科大学消化器内科に入局後、複数の医療機関で胃・大腸内視鏡を中心とした臨床経験を積み、同大学病院助教を経て2023年に現クリニックを開院。胃がん・大腸がんの早期発見と内視鏡検査の普及をミッションに掲げ、健康診断や生活習慣病の治療をはじめ、一般内科および消化器疾患の診療、内視鏡検査と幅広く取り組んでいる。また、クリニックのYouTube(https://www.youtube.com/@HKa-wb4jw)を通じて医療知識や内視鏡検査の重要性をわかりやすく発信し、医療情報の普及活動にも尽力中。

都内トップクラスの内視鏡設備を完備し、土日診療対応、胃・大腸カメラ同日検査、専門医による鎮静下内視鏡、女性医師による検査体制など、患者さんの苦痛を抑えたきめ細かな検査環境を提供。今後も一人でも多くの患者様が安心して内視鏡検査を受けられるよう、質の高い医療サービスを追求し続ける。
池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック東京豊島院:https://www.ikebukuro-cl.com

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。