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『おばさん体型』になる人とならない人、何が違うの…?医師が教える“NGな生活習慣”とは

  • 2025.9.29
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「おばさん体型」という言葉、聞いたことありますよね。ふと気づくと、昔より体型が崩れやすくなり、「若々しさ」が失われてしまったような感覚に陥ることも。実は、「おばさん体型」になる人とならない人の違いは、生活習慣や体の仕組みに深く関係しています。医師の視点から見た原因と、今日からできる改善法を知れば、誰でも若々しい体型をキープすることができるんです。今回は、そのメカニズムと対策をわかりやすくご紹介します。

体型の変化には理由がある!「おばさん体型」になる原因とは?

加齢とともに体型が崩れてしまうことにはいくつかの理由があります。まず、筋肉量の減少です。30歳を過ぎると筋肉量が自然に減り、基礎代謝も低下。筋肉が落ちると脂肪がつきやすく、お腹周りや腰回りに脂肪がたまりやすくなります。

また、ホルモンバランスの変化も重要な要素。特に女性は閉経に伴い、女性ホルモンのエストロゲンが減少します。エストロゲンは脂肪の蓄積や分布に影響を与えるため、この減少により脂肪が内臓周りに付きやすくなり、「おばさん体型」と呼ばれる体のラインになります。

さらに、生活習慣の乱れも大きな原因の1つです。不規則な食生活や運動不足、ストレスによる自律神経の乱れは、体脂肪増加を促進。加えて、長時間の座り仕事やスマホの使用で姿勢が悪くなり、身体のラインが崩れやすい状況が整います。

「おばさん体型」にならない人がやっているシンプルな工夫とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

一方で、同じ年齢でも「おばさん体型」にならない人はどうしているのでしょうか?答えはシンプル。こまめな筋トレとバランスの取れた食事、そして生活リズムの整え方にあります。

まず筋トレですが、特に筋肉量を増やすことが大切です。筋肉を鍛えることで基礎代謝が上がり、脂肪が燃えやすくなるため体型維持に役立ちます。難しく考えず、スクワットやプランクのような自宅でできるトレーニングを数分でも続けるところから始めてみましょう。

次に食事。高タンパク低カロリーを意識し、野菜や良質なタンパク質を積極的に摂ることがポイントです。加工食品や糖質の過剰摂取は脂肪増加につながるため控えたいところです。

さらに、睡眠とストレス管理も体型に影響します。睡眠不足は食欲をコントロールするホルモンバランスを崩し、過食につながることも。ストレスが多いとホルモンの乱れで脂肪が付きやすくなるため、適度なリフレッシュも忘れずに。

最後に姿勢の改善。良い姿勢を保つことで筋肉が正しく使われ、体型が整いやすくなると言われています。日頃から背筋を伸ばす習慣をつけましょう。

「おばさん体型」にさよなら!今日から始めるカンタンケア

「おばさん体型」になるかどうかは、年齢や遺伝だけでは決まりません。筋肉量、ホルモンバランス、生活習慣の3つのポイントを押さえれば、誰でもしなやかで若々しいボディを目指せます。

まずは、無理なく続けられる筋トレを取り入れ、タンパク質中心の食事に切り替えましょう。睡眠時間を確保し、ストレスをためない生活を心がけることも大切です。さらに、日々の姿勢を意識するだけでも体型維持に役立ちます。

体の変化は自然なことでもあり、それを知ることで怖がらずに向き合えます。大切なのは自分に合った方法を見つけ、楽しみながら続けること。今日から小さな一歩を踏み出し、いつまでも若々しい自分をキープしましょう!


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。