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3日間で28名に警察署が厳重注意「廃墟への侵入は厳しく対処します」“活魚”への侵入に警察が警告

  • 2025.10.5
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出典:Photo AC ※画像はイメージです

動画サイトやSNSで度々見かける「心霊スポット巡り」。当然、管理者の許可を得て行っている人が大半を占めているでしょう。

しかしながら、現在「活魚」と称される廃墟への立ち入り行為が問題視されているのだそう。本件に対し繰り返し注意喚起を実施してきた千葉県の東金警察署も、自身の公式X(旧Twitter)アカウントにて警戒を強化していると伝えました。

廃墟に無断で立ち入る行為には、SNSでも批判的な声も。しかし、残念ながら千葉県だけでなく、他の地域でも同様の問題は生じているのだそう。

はたして、世の中の人は「活魚」をめぐる一連の問題に対し、どのような反応を示しているのでしょうか?詳しくご紹介します。

「活魚」に対する警戒が強化されている

活魚と聞くと、生きた状態の魚介類をイメージされる方も多いかもしれません。しかし、現在は別の意味で用いられることもあるようです。

「こちらの廃ホテルを『ホテル活魚』と称して、心霊スポットのように扱う」ということが、一部で広まっているのだそう。その結果、肝試しに訪れる若者による騒音やゴミのポイ捨てなどの被害が相次ぎ、近隣住民から苦情が続出しているというのです。

しかし、廃墟への立ち入り行為は、老朽化した建物が崩落して大怪我をしたり、場合によっては罪に問われたりする可能性もあります。そのため、東金警察署@安全安心情報発信(@Toganepolice)は繰り返し注意を呼び掛けています。

具体的には、建造物侵入や器物損壊、軽犯罪法違反(立入禁止)、千葉県青少年健全育成条例違反(連れ回し)などの罪に問われる可能性があるとのこと。実際、すでに千葉県青少年健全育成条例違反容疑で、成人男性1名が検挙されているそうです。

活魚に対する批判の声が続出

東金警察署の注意喚起に対し、SNSではその内容に共感している方が多数。近隣住民のため、若者の将来を守るための行動を称賛している人も少なくありませんでした。

  • 東金警察の言うことはもっともだよね。
  • 厳しく取り締まってください!

実際、廃墟への立ち入り行為に対する疑問の声も続出。不法侵入が横行している状況に困惑している方もいらっしゃいました。

  • 廃墟に侵入するのなら、管理者に許可を得なくてはいけないよね。
  • 所有者がいるのなら、当然「不法侵入」になります。
  • どうして許可を得てから入らないのだろう?

また、騒音問題やゴミのポイ捨てが相次いでいることに怒りを示している方も。近隣住民の生活の安寧を妨げる問題に対し、批判的な考えを抱いている人も多いようです。

  • そもそも、危ない場所に近づくべきではないよね。
  • 近隣住民への迷惑を考えるべきだよ。
  • ゴミを捨てたり騒いだり…人の迷惑を考えなよ!

実は、他の地域でも起きている

「活魚」の件のように物議を醸している廃墟への不法侵入は、他の地域でも問題視されているのだそう。

例えば、映画『犬鳴村』の題材である旧犬鳴トンネルは、現在立ち入りが禁止されています。しかしながら、これまでにも度々不法侵入者が目撃されているのだそう。そのため、旧犬鳴トンネルがある福岡県宮若市は「今後も警察と連携しながら、不法侵入防止等の対応を強化していく予定です」と説明しています。

廃墟への興味本位の立ち入りは絶対にNG

東金警察署の注意喚起の通り、廃墟への立ち入りは怪我や事故に繋がったり、何らかの罪に問われたりする可能性があります。そのため、興味本位で不法侵入することは絶対にやめましょう。

廃墟を楽しむのであれば、観光客向けに整備されている場所がおすすめです。

例えば、2015年に世界文化遺産として登録された長崎県の「端島(軍艦島)」や、映画『天空の城ラピュタ』の世界観を彷彿とさせると話題の和歌山県にある「友ヶ島」に行くのも良いかもしれません。また、愛媛県にある「別子銅山」も、「東洋のマチュピチュ」と称され、多くの観光客が足を運んでいます。

ルールやマナーを守って廃墟観光を楽しもう

本記事で繰り返し説明してきたように、無断で廃墟に立ち入ることは絶対にやめましょう。思わぬ怪我や事故に繋がるおそれがあるだけでなく、何らかの罪に問われる可能性もあります。

また、廃墟観光をする際は、事前にしっかりリサーチしておきましょう。観光客向けに整備されているところも多いため、行き先に困ることは少ないはずです。ルールやマナーを守って、安全に配慮して廃墟観光を楽しんでくださいね。


参考:旧犬鳴トンネルについて(映画『犬鳴村』)(宮若市)


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