「かなり怖い話」「やっぱりそうなのか」SNSで話題『AIフィギュア風加工』にバンダイが警鐘「ご注意ください」

2025.9.22

現在SNSで流行している「AI生成のフィギュア風加工」。さまざまな画像をフィギュア風に作成できるため、密かにハマっている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、利用する際は注意しなければならない点もあるようです。実は、バンダイ・BANDAI SPIRITSが、自社の登録商標を用いた生成画像について、注意喚起を行ったことが話題になっています。

興味はあったものの、著作権違反になる可能性を踏まえ利用していなかった方も多いようです。また、Vtuberやコスプレイヤーなど、さまざまな方々がAI生成フィギュア画像を、安易にSNSに投稿しないよう注意を呼び掛けています。

はたして、世の中の人はバンダイがAI生成フィギュア画像に関する注意喚起を行ったことについて、どのような反応を示しているのでしょうか？詳しくご紹介します。

16日、バンダイが注意喚起を実施

9月16日、バンダイは公式ホームページに「【お知らせ】バンダイ・BANDAI SPIRITSの登録商標を使用した生成画像について」を公開。「現在、SNS等において、生成AIを用いて2社のコーポレートシンボルやブランドロゴなどの登録商標が記載されたフィギュア等の画像を生成し、投稿されている事例を確認しております」と説明した上で、「これらの画像は弊社商品ではございませんので、くれぐれもご注意ください」と注意を呼び掛けました。

さらに、生成された画像次第では、SNSへの投稿が著作権侵害等の違反になる可能性があることを指摘。そのため、投稿する際は十分注意すること、及び、バンダイの商品であると誤解を与えないよう気を付けるよう求めました。

実際、SNSではバンダイのロゴに似た模様のあるAI生成フィギュア画像が確認されており、商標権の侵害に当たる可能性があると指摘されていたようです。

なお、経済産業省の「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」によると、AI生成物に登録意匠・登録商標などが含まれていた場合は意匠権・商標権の侵害になる可能性があるようです。

AI生成物（やそれを編集・加工して制作したもの）としてのデザイン・ロゴが、登録意匠・登録商標と同一・類似の場合、その利用は、意匠権・商標権の侵害となる可能性があります。
AI生成物（やそれを編集・加工して制作したもの）に他人の商品等表示や他人の商品形態が含まれる場合、その利用は、不正競争行為に当たる可能性があります。
出典：経済産業省「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」（https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/ai_guidebook_set.pdf）

違法性があるなんて…恐怖を抱いた方も多数

巷で流行しているサービスだからこそ、特に問題はないと思ってしまい、何度も利用していた方も少なくないようです。まだやっていなかったものの、いつか使ってみたいと思っていた人も多いそう。

しかし、使い方次第では著作権などを侵害してしまう可能性があることが発覚。衝撃の事実に、恐怖を抱いた人も少なくないようです。

やってみたいと思っていたけれど、さすがに怖い。
かなり怖い話だね。
恐ろしい話。

一方で、リスクを鑑みて利用を控えていたという人も。流行しているからといって安易に手を出さず、使用する上でリスクはないか、しっかり確認した方が良いでしょう。

やっぱりそうなのか。危ないと思っていました。
面白いからと言って、安易にやらない方が良いね。
気軽にAIを利用しちゃダメ！

SNSへの投稿はやめて！注意喚起の声

場合によっては著作権などに違反してしまうため、基本的にAI生成フィギュア画像をSNSに投稿することは控えるべきという内容のコメントが多数。自分の身を守るためにも、リスクのある行動は控えるべきでしょう。

著作権違反になる可能性もあるから気を付けて。
権利問題に発展する可能性があるから、安易にやらない方が良いと思う。

また、Vtuberやタレントなど、さまざまな職業の方々が、AI生成フィギュア画像に関する注意喚起を実施。SNSへの投稿は控えてほしいというものから、そもそも他人を読み込ませること自体やめてほしいという内容のコメントありました。

Vtuberからお願いです。私の画像をAIに読み込ませないで！
スポンサー様のロゴが映り込む可能性があるため、SNSへの投稿は控えてください。
企業のロゴをそのまま読み込んでいる画像を見かけました。
自分が著作権を有しているもの以外は、SNSにアップしない方が良いと思う。
そもそも他人を勝手にAIに読み込ませるべきではない。

利用する際はくれぐれも気を付けて

AI生成フィギュア画像の使い方を誤ると、場合によっては著作権などに違反してしまう可能性があります。そのため、自分の身を守るためにも、利用規約をしっかり確認した上で使うよう心掛けましょう。

また、経済産業省の説明をしっかり覚えておき、適切な形で生成AIを活用するよう留意してくださいね。

参考：バンダイ「【お知らせ】バンダイ・BANDAI SPIRITSの登録商標を使用した生成画像について」（https://www.bandai.co.jp/press/2025/250916.php）（最終閲覧日：2025-09-17）、経済産業省「コンテンツ制作のための生成AI利活用ガイドブック」（https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/ai_guidebook_set.pdf）（最終閲覧日：2025-09-17）

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