新幹線でキャリーケースを置く隣の乗客　その後、“思わぬ置き方”に物議「無神経すぎる」「反対側に向ければいいだけ」

2025.9.19

新幹線での移動は、旅行や出張の際に欠かせないものです。

SNSで、「隣に座った人がキャリーケースを横にして置き、キャスターが自分の方に向いていて服に当たりそうで嫌だった」といった趣旨の投稿がされ、「同じ経験ある」「無神経すぎる」と話題になっています。

はたして、座席にキャリーケースを置くとき、どのように置くのが“一般的”なのでしょうか？

SNSの声を紹介します。

新幹線座席とキャリーケースの置き方をめぐる議論

今回話題となっているのは、新幹線車内で隣の乗客がキャリーケースを横にして置き、そのキャスター部分が自分の方向へ向いていたというエピソードです。

投稿者は「足を伸ばすと服が触れてしまいそうで不快」と記し、多くの人がこの不便さに共感しました。

新幹線では、荷物棚の利用などが推奨されていますが、重さや形状の問題で足元に置かざるを得ない人も少なくありません。

実際に、JRおでかけネットに寄せられた「Q．荷物を荷物棚にあげることが難しい場合は、どうすればよいですか？」という質問に対し、以下のように回答しています。

・荷物の形状や重さ等により、荷物棚や足元に収納することが難しい場合には、「特大荷物スペースつき座席」をご予約いただきますと、車両最後部のスペースに荷物をご収納いただけます。

・「特大荷物スペースつき座席」をご予約されていない場合には、足元など、お客様ご自身の近傍に、まわりのお客様にご迷惑とならないよう、荷物のご収納をお願いします。

・乗務員にお申し出いただければ、可能な限り荷物棚への上げ下ろしのお手伝いをさせていただきます。
出典：新幹線への「特大荷物」の持ち込みについて（JRおでかけネット）

また、荷物の「3辺の合計」が160cmを超え、250cm以内のものは「特大荷物」とされ、「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」の事前予約が必要です。

250cmを超える荷物は基本的に持ち込みできません。

無神経なのか、それとも仕方ないのか

今回の投稿には、多くの共感の声が多く集まりました。多くの人が「キャスターは汚れているもの」と認識しており、それを隣に向けるのは無神経だという意見が目立ちます。

こういうのは配慮がない証拠だと思う。
新幹線で隣にキャスターを向けるなんて無神経。
隣の席の方がキャスターを私の荷物にくっつけていてほんとに不快だった。

また、キャスターが荷物や衣類に触れること自体が不快であり「隣席の人への悪意があるように感じる」と受け止める人もいます。

こういったことを平気でできる人の考えが分からない。
隣の席に向けてキャスターを送ってどういう神経をしているんだろう。

このテーマは「荷物マナー」の象徴的な事例として、多くの人の経験と結びつきやすい問題と言えそうです。

どう置けばよかった？工夫を求める声

「置き方を少し工夫すれば解決する」という実践的な意見も多く見られました。

キャリーケースを反対側に向ければいいだけ。
荷棚に上げれば済む話なのに。

中には、「思いもよらない解決法を見た」という声も。

キャリーをテーブルと座席の隙間に固定していた人がいて賢いと思った。

旅行や出張でキャリーケースを持ち込むのは当然のことですが、置き方ひとつで快適さは大きく変わりそうです。

直接伝える？制度改善？現実的な対応策

また別の視点では、「不快なら声をかけてはどうか」という意見もありました。

単純に「立てて置いてください」と言っては？
丁寧に「こちらに向けないで」とお願いすればいいのでは。

さらに、「JR側がもっと荷物置き場を増やすべきだ」という制度的な改善を求める意見も。

海外の鉄道のように荷物置き場をもっと設置すべき。

総じて、この問題は個人同士の配慮だけでなく、鉄道会社のサービス改善とも密接に関わっていることが見えてきますね。

新幹線のキャスター問題が映す「マナーと配慮」

今回は、「キャリーケースを置くとき、キャスターをこちら側に向けないで」という投稿についての、世の中の人の声をご紹介しました。

キャスターの向きという一見小さな問題は、公共空間における配慮や、鉄道サービスのあり方を改めて考えさせるきっかけとなりました。

利用者同士が歩み寄りながら、柔軟に解決策を見つけていけると良いですね。

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