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グルマン温故知新:溜池山王〈arrosoir〉老舗の技×進取の精神が生む洋食フレンチ

  • 2025.8.21
東京ハンバーグ ソースペリグー
BRUTUS

arrosoir(溜池山王)

老舗の技×進取の精神が生む洋食フレンチ

シェフの新開才也さんは1905年創業の老舗西洋料理店、代官山〈小川軒〉で3代目店主の小川忠貞シェフの薫陶を受けた。その後は対照的なイノベーティブフレンチや北海道のオーベルジュへ。さらにカジュアルな業態も経験すべく、吉祥寺の人気店〈ビストロハッチ〉、同系列の〈トラットリアチッチョ〉や〈プルミエレタージュ〉に勤務。料理長も務めつつ、休みには日本各地の生産者を訪れた。

そうして貪欲に培った技術と、信頼関係を築いた全国の産地から届く食材を使い、フレンチのソースや技法を駆使する新開さん流の洋食が店の看板料理。ソースペリグーを添えたハンバーグや、ソースシヴェと合わせたクリームコロッケはその好例だ。

東京ハンバーグ ソースペリグー
東京ハンバーグ ソースペリグー つなぎは使わず、東京で飼育される黒毛和牛〈東京ビーフ〉と豚〈TOKYOX〉を半々で。合わせるのは、マディラ酒を使いトリュフが香るリッチな味わいのソースペリグー。ポテトフライやニンジングラッセ、石川・能登〈あんがとう農園〉のハーブと。料理はすべてプリフィックスコース8,500円から。
サラダ アロゾワール
サラダ アロゾワール 器状にした蕎麦粉のガレットの中に〈東京烏骨鶏(うこっけい)〉の卵で作ったマヨネーズとポーチドエッグ、その上に、全国の生産者から届く20種類以上の野菜をこんもりと。じょうろに入ったトマトのコンソメをかけ、混ぜていただく。
毛蟹のクリームコロッケ ソースシヴェ
毛蟹のクリームコロッケ ソースシヴェ コロッケを棒状にしたのは「パン粉の食感を均等に感じて食べ進められるように」と新開さん。中身は、毛ガニの身と毛ガニのだしで作ったベシャメル。ソースのベースは伊勢エビの頭で取り、カニ味噌もプラスして濃厚に。

メニューはプリフィックス。アミューズが出て、その後の前菜・魚料理・肉料理を各4種類から選べるスタイル。オプションとしてカレーやナポリタンも控えているから、お腹をしっかり減らして臨むべし。

シェフの新開才也さん
「古くて新しい点が洋食と通じる気が」と、シティポップをBGMにしている新開さん。
arrosoir 店内
カウンターはシックな雰囲気。

Information

arrosoir

東京メトロ溜池山王駅から徒歩3分。2025年4月15日オープン。今年3月銀座に移転したフレンチレストラン〈アマラントス〉跡地。オーナーシェフの宮崎慎太郎さんが「後進の活躍の場に」と、新開さんに声をかけた。コースの締めに追加できる洋食店仕込みのカレーやナポリタンは各800円。月替わりのデザートは800円~。

〈アロゾワール〉
住所:東京都港区赤坂2-18-5 FUN ART AKASAKA 2F
TEL:03-6807-4427
営:17時~20時30分LO
休:月曜・火曜
¥:ビール1,500円~、グラスワイン900円~、ボトルワイン6,000円~。プリフィックスコース8,500円。
席:カウンター8席、個室1室(4席)。

*営業形態、営業時間等は変更になることがあります。

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