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『おひとりさま』で老後破産を避けるために…今日からできる“3つの見直しポイント”とは?【FPが解説】

  • 2025.8.27
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

老後に不安を感じている方は多いでしょう。最近ではおひとりさまを選ぶ人も増えており、老後の暮らしやお金に関する心配は消えません。

おひとりさまの老後破産を防ぐには、若いうちから対策しておくことが大切です。今回の記事では、おひとりさまの老後破産を防ぐ方法を紹介します。

老後破産に陥ってしまう原因とは?

老後に経済的に困窮してしまうのが、老後破産。そもそもなぜ老後破産に陥ってしまうのか、原因を見ていきましょう。

住宅ローンが残っている

住宅ローンの返済は、老後の生活を圧迫する要因です。住宅ローンを借りる際には、老後までに完済できるプランをたてましょう。50代以降などに、あまり無理して住宅を購入しないことも老後破産の対策です。

医療費・介護費がかかる

医療費や介護費は、老後破産に陥ってしまう中でも多い要因です。どの時期にどれくらいのお金がかかるかが分からないため、準備が難しい費用でもあります。

生活レベルが下げられない

収入の多かった現役の頃は、外食や旅行にも頻繁に行けたでしょう。おひとりさまであれば教育費などの負担もなく、生活レベルが高い人も多いです。しかし老後になっても同じレベルで生活し続けると、収入との差が大きくなり老後破産に陥ってしまう可能性があります。

おひとりさま老後破産を避ける3つのポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

おひとりさま老後破産を防ぐための、3つのポイントを紹介します。

定年後も働けるスキルを身に付ける

老後も現役と同じような収入を確保できれば、老後破産に陥ってしまうリスクを軽減できます。多くの企業では人材不足感もあり、定年も年々延長されています。そのため以前に比べると老後の働く環境は、整備されています。

スキルがあれば、現役時代と変わらない収入を確保しながら働くことも可能です。老後破産を防ぐためには、若いうちから老後も活かせる経験やスキルを意識して身に付けておくようにしましょう。

健康を意識する

老後破産を防ぐための、最大の対策は長く健康でいることです。収入の減少や医療費の負担は、老後破産の大きな要因です。健康でいれば医療費もかからず、長く働くこともできます。若いうちから生活習慣を見直す・適度に運動をする、毎年きちんと健康診断を受けるなど健康を意識するようにしましょう。

地域との繋がりを持つ

おひとりさまの老後の不安は、お金だけではありません。老後は周囲との関係が希薄になりがちのため、精神的な支えを準備しておくことも重要です。親族などが近くにいれば良いですが、いない場合はご近所などの知人が頼りになることも多いでしょう。

地域の活動などに積極的に参加して、コミュニティの輪に参加するようにしましょう。趣味などのサークルも、人との繋がりを持ちやすいコミュニティです。精神的な繋がりを確保しておくことも、おひとりさまの老後対策では重要です。

おひとりさま老後破産を防ぐには、早めの対策を!

老後は入ってくるお金が思っていた以上に少なく感じることがあります。またおひとりさまの老後では、地域や周囲との繋がりを持っておくことで精神的な支えになるでしょう。

老後破産を防ぐためには、健康や長く働けるスキルを若いうちから身に付けておくことが大切です。今からできることをはじめてみませんか?


監修者:ゆきひろ
信託銀行に勤務する傍ら、金融系の記事も執筆する兼業ライター。日々富裕層顧客に金融や不動産を活用したウェルスマネジメントや税務に関する提案を行っており、培った知識と経験を活かして情報発信を行っている。過去には大手カード会社でクレジットの審査業務経験もあり、金融全般の知識に明るい。FP1級、宅建士を保有。