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子どもたちに「災害」 と「防災」を本で伝えよう! おすすめをご紹介

  • 2025.8.13

小さい子どもたちに「地震が起きたら…」「津波が来たら…」と教えようとしても、すぐに理解してもらうことはなかなか難しいものです。

そこで、災害とはどんなものか、何が身に降りかかってくるのか、どうやったら身を守れるか……大切な防災を、子どもたちの大好きな本を通じて伝えてみませんか?

幼児向け、小学校低学年向け、小学校中・高学年向けに、それぞれ防災について伝える本をご紹介します。

幼児向けの防災絵本

『新装改訂版 ぐらぐらゆれたら だんごむし!(おやこでまなぼう! 防災しかけ絵本)』
(監修:国崎信江、絵:Meg、東京書店、2025年)

おうちで遊んでいる時やお風呂に入っている時など、小さい子でも想像しやすい状況で地震が起きたら具体的にどんな行動を取ったらいいのか、かわいいイラストでシンプルに教えてくれます。しかけ絵本で子どもの興味を引きそうです。

『はなちゃんの はやあるき はやあるき (いのちのえほん24)』
(作:宇部京子、絵:菅野博子、岩崎書店、2015年)

海から500mの位置にある保育所では、「早足散歩」という避難訓練を繰り返し行っていました。東日本大震災で全園児90人が「奇跡の脱出」をして助かった実在の保育所のエピソードをもとにした絵本です。自分で自分の身を守る大切さを教えてくれます。

『たいふう どうするの? (やさしくわかるぼうさい・ぼうはんのえほん) 』
(絵:せべまさゆき、監修:国崎信江、編著:WILLこども知育研究所、金の星社、2017年)

台風とは何か、どんな災害か、避難の方法まで教えてくれます。台風について扱う絵本は少ないですが、地震と同じく台風も日本では身近な災害です。

『おおじしん さがして、はしって、まもるんだ: 子どもの身をまもるための本』
(文・監修:清永奈穂、絵:石塚ワカメ、岩崎書店、2023年)

生死をわけると言われる大地震発生直後の8秒間にどう動いたら良いのか、合言葉と動物のポーズで紹介します。逃げる場所を確保して次の揺れに備える初期動作を覚え、子どもが子ども自身の判断で即座に身を守れるようになれる一冊。
幼児はもちろん、大人と離れて一人で行動するようになる小学生にもおすすめです。

小学校低学年向けの防災本

『みんなの防災えほん (ちしきえほん【小学1年生 2年生からの本】)』
(監修:山村武彦、絵:YUU、PHP研究所、2017年)

災害が起きた時にどんなことに注意してどんな行動を取ればよいのか、わかりやすいイラストで紹介しており、地震・大雨・大雪・火事などの身近な災害について、備えから避難まで詳しく教えてくれます。

『一生つかえる!おまもりルールえほん ぼうさい』
(文:山村武彦、絵:the rocket gold star、Gakken、2022年)

防災に対する心構えや災害時の実際の行動まで35の防災ルールをイラストで理解しやすく紹介。ルールは災害にあったときに「いる場所」別にまとめられており、子どもがより具体的に想像しやすくなっています。

小学校中・高学年向けの防災本

『クイズでわかる生き残り大作戦! 防災のサバイバル』
(監修:国崎 信江・山本 典生、絵:韓賢東、朝日新聞出版社、2021年)

シリーズ累計1000万部超の人気シリーズより、大地震・台風・アウトドア・新型ウイルスと4つのテーマで防災についてまとめられた一冊。マンガを交えたクイズ形式で読みやすく知識が身に付きます。

『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』
(作:荒木健太郎、KADOKAWA、2025年)

『めちゃカワMAX!!小学生のステキルール防犯・防災イラストBOOK』
(監修:ALSOK、東京海上日動火災保険株式会社、新星出版社、2019年)

かわいいイラストとマンガで子どもも手に取りやすい一冊。身近な危険である災害と犯罪について、対処法や心構えを学べます。

お気に入りの本を見つけて防災意識を高めよう

災害は突然起こります。子どもにも災害や防災への意識を高めてほしいとは思いながら、なかなか難しい面もあります。そんな時に、子どもが手に取りやすい本で、楽しく知識を身につけてもらえるとうれしいです。子どもの成長に合わせて本を選んでみてください。

<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター

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