1. トップ
  2. レシピ
  3. 【正直レビュー】疑心暗鬼で試した大阪家電メーカーの「感動! たこ焼きマイスター」に不覚にも感動させられてびっくり!

【正直レビュー】疑心暗鬼で試した大阪家電メーカーの「感動! たこ焼きマイスター」に不覚にも感動させられてびっくり!

  • 2025.8.12

自分で「感動!」とか言って大丈夫?

。商品名に自ら「感動!」などと入れてるたこ焼き器…試してみるしかない!
。商品名に自ら「感動!」などと入れてるたこ焼き器…試してみるしかない!

ライフハック的なガジェットレビューを生業としている筆者は、年間で200以上のアイテムをテストしています。そして、記事制作のために、毎日のようにさまざまなプレスリリースをチェックしているのです。

そんな中で、最近気になったのがアピックスインターナショナルの「感動! たこ焼きマイスター」(ATM-818 たこ焼きマイスター)。商品名に自ら「感動!」などと入れているわけです。しかも、商品解説ページの解説がすごい。

「家庭用たこ焼き器の不満をゼロへ。これまでの家庭用たこ焼き器の不満点を解消すべく本場・大阪の家電メーカーが、本気でこだわり抜いて開発した『たこ焼き器』。」と解説されています。

これで、作ったたこ焼きがおいしくなかった日には、絶対許されません。しかも、大阪の家電メーカーがこだわり抜いて開発してできるなら○ナソ○ックの立場はどうなる。自分でどれだけハードルを上げるのかと、逆に感心したわけです。

到着した「感動! たこ焼きマイスター」はかなり本気

想像していた以上に高級感もある外観になっています。
想像していた以上に高級感もある外観になっています。

性格の悪い筆者は、実際に「感動! たこ焼きマイスター」を試してみて、かなりよく出来ているが「感動!」というほどのレベルではないくらいの記事が書きたかったわけです。自身の好奇心も満たしたかったですし。

そんな筆者の元に到着した「感動! たこ焼きマイスター」は、大きさが約42.5×22.5×10.6cm、重さが約3.1kg。たこ焼きを焼くだけの家電としてはかなりのサイズと重さです。しかも本体は竹製で、高級感があります。

また、アルミダイカストにチタンコーティングされたプレート部分は、銅製を思わせる茶褐色に仕上がっており、穴の数は18個。プレート自体が丸洗いできるので、お手入れはかなり簡単だといいます。

たこ焼きのサイズが圧倒的に大きい!

500円玉と比較すると穴の大きさがわかるのではないでしょうか。
500円玉と比較すると穴の大きさがわかるのではないでしょうか。

理屈は何にしろ、焼き上がったたこ焼きがいかにおいしいかがすべてなので、まずは普通にたこ焼きを焼いてみることにしました。たこ焼きの粉も近所のスーパーで比較的安価なもの、生地もたこ焼き粉のパッケージの解説どおりに作りました。

「感動! たこ焼きマイスター」は1,200Wの電気ヒーターで加熱する構造なので、電源をつないでプレートに油を引き、まずは中?強でプレートを5分ほど加熱します。このときにプレートの穴の大きさが大きいのに驚きましたが、普通の家庭用たこ焼き器の1.5倍のサイズだといいます。

予熱が終わると、プレートの穴の4分目まで生地を流し込み、タコやソーセージなどの具材を入れ、8分目くらいまで生地を足します。そのまま生地が焼けて膨らんでくるまで待ち、たこ焼きをひっくり返します。

普段から、頻繁にたこ焼きを作っているわけではないので、筆者はたこ焼きをうまくひっくり返せません。しかし、付属の竹串(特殊なものとは思えない)を使って、かなり無造作にひっくり返しても、かなりきれいにたこ焼きが完成します。とても気持ちがいい。

そして完成したたこ焼きは、これまで我が家で焼いてきたたこ焼きとはサイズがまったく違うのです。たこ焼き専門店で購入するサイズに近い仕上がりになっています。これだけでかなり期待が高まるわけです。

実食・予想以上のおいしさに不覚にも感動してしまった

家庭用のたこ焼き器とは思えない大ぶりなたこ焼きが完成します。
家庭用のたこ焼き器とは思えない大ぶりなたこ焼きが完成します。

かなり大ぶりなたこ焼きが焼き上がり、実際に試食してみました。とはいえ「感動! たこ焼きマイスター」は自分でかなりハードルを上げているので、ちょっとおいしいくらいでは許されないわけです。

しかし、筆者は実際そのおいしさにちょっと感動。関西出身ではない筆者は、はじめての大阪出張で食べた本場のたこ焼きの記憶がフラッシュバックしたほど。外側はややカリッと、噛むと火は通っているのに、ゲル状でトロッとした熱い中身に驚きました。確かに本場の味です。

たまたま、妻や家族のほかに知人が来ていたので、そのままタコパ(たこ焼きパーティ)となったのですが、全員がいままでの家で焼くたこ焼きとは全然違う、買ってきたたこ焼きみたいと絶賛でした。高そうだけど、道具が違うだけで、こんなに違うんだと驚いていました。

また、知人が来ていたためゆっくりとたこ焼きを味わうことができなかった妻のリクエストで翌日も「感動! たこ焼きマイスター」でたこ焼きを焼いたのです。筆者だけでなく、客観的にみても「感動! たこ焼きマイスター」で焼いたたこ焼きはおいしいといえるでしょう。

家庭用たこ焼き器の不満はゼロにならなかった

非常にスムーズにたこ焼きをひっくり返すことができます。
非常にスムーズにたこ焼きをひっくり返すことができます。

不覚にも本場・大阪の家電メーカーが本気で作ったたこ焼き器に感動させられてしまったわけです。実は結構悔しい。そこで公式WEBのキャッチコピーである「家庭用たこ焼き器の不満をゼロへ。」については苦言を呈しておきます。

1つは「四隅もムラなく焼ける」と表記されていますが、筆者はヒーターの電源側からもっとも遠い隅の2つの穴については火力が弱く感じました。そのため、余裕のあるときは、この穴を使わないで焼いています。

また、ある意味最大の弱点といえるのが、実勢価格1万1000円と1万円を超える価格でしょう。使用頻度によっては、十分元の取れる価格なのかもしれません。しかし、筆者の尊敬する関西人の金言「高うてうまいは当たり前や!」を考慮するなら、この点が解決されるとうれしく思うわけです。

とはいえ、確かにおいしかったので、多くの人に試してもらえることを期待しています!

(千秋)

元記事で読む
の記事をもっとみる