福井県×エステーが開発「恐竜時代のかおり」大阪・関西万博でお披露目

香りで体感する太古の世界

福井県とエステー株式会社が共同で開発した「恐竜時代のかおり」が完成。大阪・関西万博の関西パビリオン内にある福井県ゾーン「恐竜王国福井」や福井県立恐竜博物館での香り演出に使用されるほか、今後は福井県内の観光施設や恐竜関連事業での活用も検討されています。

「恐竜時代のかおり」は、福井県とエステーが2024年8月に締結した包括連携協定に基づく取り組みの一環として誕生しました。地域の魅力発信や活性化、県民の健康促進などを目的としたさまざまな活動の中で、今回は“香り”にスポットライトを当て、恐竜王国・福井ならではのテーマで香りの開発をすすめ、3種類の香りが誕生しています。

万博で香る「恐竜時代のかおり」は2種

大阪・関西万博では、福井県ゾーンの「ツアーゲートエリア」と「発掘体験エリア」にディフューザーが設置され、以下の2種類の香りが来場者を迎えます。まるで恐竜時代に迷い込んだかのような没入体験を楽しめそうですね。

Dinosaur Earth（ダイナソー・アース）

太古の大地と恐竜そのものをイメージ。針葉樹やイチョウの仲間から着想を得たウッディノートと、アニマリックな香りが組み合わさった力強く温かみのある香りです。

Forest World（フォレスト・ワールド）

恐竜時代に栄えたシダ植物をテーマにした、奥行きのあるグリーンノート。自然の生命力を感じさせる、清涼感ある香りが特徴です。

こちらは、福井県立恐竜博物館で楽しむことができます。

Thrilling Sky（スリリング・スカイ）

翼竜が支配するドキドキの空をテーマにしたかおり。温暖な気候の中、巨大な翼竜が数多く生息する大空と広い海洋に着想し、幻想的な青のイメージにつながるオゾンノートが特徴的です。

福井県恐竜戦略室の幾山さん、尾崎さんがPRのためサンケイリビングに来社してくれました。

「恐竜時代のかおり」は、今後、福井県内の観光施設や宿泊施設など、恐竜に関連する各事業での導入も視野に入れているのだとか。「お土産も視野に入れた製品化も検討中です」と幾山さん。福井の魅力を五感に訴えかけるプロジェクト、今後の展開が楽しみですね。