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【MLB】ドジャースが直面する4つの課題とは……米地元紙が指摘 「二刀流プランはどうなる?」投手復帰以降、打撃低調の大谷翔平にも言及

  • 2025.7.19
ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images
SPREAD : ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

18日(日本時間19日)、各地でシーズン後半戦がスタートした。本拠地でブルワーズを迎え撃ったドジャースは0-2で敗れ、「1番DH」に入った大谷翔平投手も4打数無安打と快音は響かなかった。地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は、直近10試合で2勝8敗と失速しているドジャースの課題を指摘した。

■MVP勢のスランプも問題視

『ロサンゼルス・タイムズ』は同日、「ドジャースがシーズン後半戦で直面する4つの大きな課題」と題し、記事を公開。執筆したジャック・ハリス記者は冒頭、「ドジャースはシーズン前半、波のある戦いを繰り広げ、球団史上最高チームという期待にも応えられなかった。チームは多くの課題を抱え、不確定要素にも直面しながらシーズン後半戦に臨むことになる」と記した。
同記者が挙げた課題は「投手陣は健康を維持できるか」「フレディ・フリーマン内野手とムーキー・ベッツ内野手はスランプから脱出できるか」「打線で本当に信頼できるのは誰か」に加えて、「ショウヘイ・オオタニの二刀流プランはこれからどうなるのか」の4つ。
大谷は6月に投手復帰を果たして以降、ここまで5登板(9イニングで1失点、10奪三振)。12日(同13日)のジャイアンツ戦では2023年9月の右肘手術後、最長となる3イニングを投げ切った。最速も101.7マイル(163.6キロ)を叩き出しており、順調な回復ぶりを見せている。

■カギ握る今後の起用方法

ただ、ハリス記者は「彼とドジャースが、そこ(投手としての本格復帰)にたどり着くために、どれだけ時間がかかるのか、あるいは本当にたどり着けるのか」と記し、疑問を投げかけた。
その上で「これまでの投球ぶりを考えれば、何かアクシデントでもない限り、オオタニがポストシーズンの投手プランに含まれないことは想像しにくい。しかし、その役割が3回程度を投げるオープナー的な起用になるのか、それとも6回や7回まで任される伝統的な先発投手として起用されるのか不明だ」とし、今後の起用方法に関心を示した。
さらに「二刀流に復帰してからオオタニのバットは冷えている。(投手もやることで)31歳のスーパースターにどれだけの肉体的負担がかかっているのか、はっきりしたことはまだ分かっていない。そのためドジャースは、彼の負担を慎重に見極めつつ、少しずつ負荷を増やそうとしている」と指摘。大谷が投手としてマウンド復帰を果たして以降、打撃が低迷していることは周知の事実だが、そこに因果関係があるのか、まだ不明だと伝えた。
もし投手復帰と打撃不振がリンクしていると判断されれば、今後の成績次第では二刀流プランの見直しが迫られる可能性もある。後半戦は大谷の起用プランが、チーム浮沈のカギを握りそうだ。

ナ・リーグ西地区順位表(7月19日終了時点)

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