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小学生でも分かる問題にチャレンジ!「50−11−29」→暗算できる?

  • 2025.9.19
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連続する引き算は暗算するにはなかなか厄介ですよね。

筆算で解いていくにしても繰り下がりがあるだけで間違えてしまう可能性が大きくなってしまいます。

そこで、連続する引き算を暗算で解けるような工夫をしていきます。

どんな工夫をすると良さそうか、まずは自分で考えてから次に進んでみると楽しいですよ。

問題

次の計算をしなさい。
50−11−29

このまま「50−11」から計算すると間違えてしまう可能性がありますね。

解説

この問題の答えは「10」です。

引き算が計算しにくいのなら、足し算に直して計算してみましょう。突拍子もないことのように聞こえますが、実はその後の計算がとても楽になっていきます。

<引き算を足し算にする>
◯−□=◯+(−□)
「正の数を引く=負の数を足す」と考えて式変形をする。

この方法でまずは足し算だけにしていきます。

50−11−29
=50+(−11)+(−29)

ここからは結合法則を使うことで計算順序を組み替えます。すると、とてもスッキリした式になりますよ。

<結合法則>
計算順序を変えても結果が同じになるという法則。
a+b+c=a+(b+c)

後半二つを先に計算するようにまとめると、

50+(−11)+(−29)
=50+{(−11)+(−29)}
=50+(−40)
=50−40
=10

となります。

繰り下がりよりも、一の位が0になる繰り上がりを計算する方が簡単な場合が多いですね。

まとめ

連続する引き算は足し算と捉えて結合法則を使うことで簡単に解くことができました。

問題の式を見て計算順序を入れ替えた方が計算しやすそうであれば、結合法則や交換法則などをうまく使って解いていきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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