1. トップ
  2. 意外に間違える人が多いかも…?「(5/6)×(7/15)」→正しく計算できる?

意外に間違える人が多いかも…?「(5/6)×(7/15)」→正しく計算できる?

  • 2025.9.13
undefined

分数の掛け算は、分母どうしを掛け算、分子どうしを掛け算することで、答えを出すことができます。

しかし、はじめから掛け算をしてしまうと、数が大きくなり、そのあとの約分が難しくなってしまうことがあります。

そこで計算の手順を工夫し、簡単に答えを出しましょう!

問題

次の計算をしなさい。
(5/6)×(7/15)

どのように計算すれば良いのでしょうか。

まずは自分自身で答えを出してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「7/18」です。

分数どうしの掛け算で注意すべきポイントについて解説していきます。

「分数×分数」の計算では、分母どうしを掛け算、分子どうしを掛け算すれば答えを求めることができます。

「(5/6)×(7/15)」の計算では次のようになります。

分子:5×7
分母:6×15

このまま掛け算をして「35/90」としても良いですが、まだ「約分」をすることができます。

計算が得意な方なら「35/90」の約分を簡単にできるかもしれませんが、計算が苦手な方は、掛け算をする前の状態で約分を考えましょう。

分子5と分母15はそれぞれ5で割れる(分子1と分母3になる)
よって、
分子:1×7
分母:6×3
となります。

つまり、答えは「7/18」です。

より複雑な分数の掛け算でも、同様の考え方が可能です。掛け算の計算をする前に約分をしましょう。

まとめ

分数の計算を難しく感じる人もいるかもしれませんが、必要になる知識は、小学校で学習する掛け算・割り算だけです。

計算の手順をしっかり確認して、計算を進めましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」