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「お使いのTVは正常です」監督自ら“まさかの明言” 話題アニメの“異質な演出”にファンの絶賛相次ぐ

  • 2025.8.28

青山剛昌による漫画を原作としたTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』。第18話では、川中島にやってきた鉄 刃(くろがね やいば)たちが、奪われた玉を取り戻すために石川五右衛門(いしかわごえもん)と激しいバトルを繰り広げる。そこで新たに“闇の玉”を手に入れた刃は、モノクロの演出が印象的な闇の世界に閉じ込められてしまった。

目で追えない!疾走感たっぷりの“アクションシーン”

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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

五右衛門が待ち構える川中島古戦場跡にやってきた刃一行。前回仲間入りした柳生十兵衛三厳(やぎゅうじゅうべえみつよし)に加え、大和撫子(やまとなでしこ)も合流し、戦いの準備は万端だ。現れた五右衛門と黒鬼たちは奇襲を仕掛け、敵を囲い込む“鶴翼の陣形”を取った。対して刃たちは、黒鬼にかまわず五右衛門を狙う“魚鱗の陣形”で応戦する。

刃が五右衛門に斬りかかるが、その正体は影武者だった。そして、刃たちは大量の黒鬼と地面に仕掛けられたトラップに囲まれ、ピンチに陥る。体が大きくなる“大の玉”を使って切り抜けようとする刃だが、頭だけ大きくなり使いこなせない。

バランスを崩した刃に黒鬼たちが斬りかかると、十兵衛と撫子がすかさずフォロー。出会ったばかりの2人だが、お互いに背中を預け合い、さっそく息ピッタリの共闘を見せた。

クマに変化した五右衛門と複数の黒鬼による連携技で、巨大な手裏剣攻撃から逃げられなくなった刃。見かねた峰さやかが「大勢で1人を攻撃するなんて卑怯よ!」と言うと、かちんときた五右衛門は手裏剣を投げつけ、さやかはふっとばされてしまう。それを見た刃は、「こいつは俺がぶった斬ってやっからよ!」と怒りをあらわにする。

刃はブーメランのように投げつけられた手裏剣に乗り、五右衛門の体に剣を食い込ませた。そして、“火の玉”の力を使い、かわせない至近距離から火の玉を食らわせ、五右衛門を倒したのだった。前回は巨大化した刃と五右衛門の迫力のある戦闘が見どころだったが、今回は罠の中を駆ける刃たちや五右衛門が繰り出す手裏剣攻撃のスピード感が楽しい回となった。

第18話で描かれたアクションシーンについてSNSでは「格好良いアクション満載」「動きが目まぐるしく早くて全然目で追えなかった」「ずっと作画がいいのが凄い」「バトルシーンの躍動感ほんとすごすぎて…」との声があがった。

闇の世界の不気味な“モノクロ演出”

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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

刃は五右衛門からゲットした玉を雷神剣にはめ込み、“龍神の玉”か確かめる。すると、まがまがしい力によって、刃と十兵衛は玉の中に吸い込まれてしまった。玉の正体は“闇の玉”であり、2人は暗黒の世界に迷い込んだのだ。近くにあった家には、闇の世界の案内人・ケロ吉が住んでおり、闇の世界は夢をなんでも叶えてくれる一方、抜け出すことができないと明かす。

「君たちもいずれ、この世界に夢を吐き出し、抜け出すことを諦め、そして……死んでいくんだケロ」と笑顔で言うケロ吉に、思わずぞっとしてしまう。また、白黒に統一された闇の世界は、ビビッドな色使いが印象的な『真・侍伝 YAIBA』において、異質な雰囲気を放っている。

闇の世界のモノクロ演出についてSNSでは「闇の世界で白黒なのは斬新な演出でしたね」「昭和のアニメみたいになってしまった」「余計に気持ちが沈むし夢も諦めやすそうで良い表現」との声が。

また、監督を務めている蓮井隆弘氏より、2025年8月9日にSNSで下記のようなコメントも届いている。

これまでにない団体戦で、より仲間を意識した内容でした。そのあたり個人プレーな鬼丸側との差に。 そして闇の世界はモノクロにさせてもらっています、お使いのTVは正常です。 18話スタッフの皆さんありがとうございました!!引用元:2025年8月9日投稿 蓮井隆弘氏(@takahiroha)Xより

『真・侍伝 YAIBA』らしい、疾走感たっぷりのバトルが繰り広げられた第18話。SNSでは「原作では見せ場の少ない2人が大活躍」「盛りだくさんな30分だった」「今回も力入ってて大満足」との声があがった。闇の世界に閉じ込められてしまった刃と十兵衛は、絶望的な状況からどのように脱出するのだろうか。


真・侍伝 YAIBA
ABEMAにて毎週土曜22:30より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/2-29
【(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari