「60回以上観てても毎回号泣」「格が違う」社会現象を巻き起こしたアニメ映画…「後にも先にもない」“超越した功績”を残す神作

2025.8.10

繰り返し観ることで心に深く刻まれる名作が数多く存在します。そこで今回は“台詞を覚えるほど観たアニメ映画”5選をセレクトしました。本記事では、第2弾として『劇場版鬼滅の刃無限列車編』（東宝・アニプレックス）をご紹介します。

『劇場版鬼滅の刃無限列車編』は、日本歴代興行収入第1位を記録したアニメ映画で、原作漫画では第7巻から第8巻で収録されています。多くの観客を魅了し、社会現象を巻き起こすほどの人気で、多くの名セリフや名シーンが誕生しました。映画館に繰り返し足を運ぶファンも多く、日本を代表するアニメ映画といえるでしょう。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

誰も死なせまいとする熱き男・煉獄杏寿郎と炭治郎たちの死闘

作品名（配給）：『劇場版鬼滅の刃無限列車編』（東宝・アニプレックス）
公開日：2020年10月16日

あらすじ

鬼殺隊の炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助の4人は、“炎柱”・煉獄杏寿郎と合流し、短期間で多くの人々が行方不明となっている“無限列車”の調査に向かう。列車内には人々の夢に潜り込み精神を支配する鬼・魘夢（えんむ）が潜んでおり、炭治郎たちは幸せな夢を見せられながらも命を狙われ――。

「60回以上観ていても毎回号泣」「何回観ても最高」出会えてよかった名作アニメ映画

『劇場版鬼滅の刃無限列車編』は、壮大な闘いが繰り広げられる物語。舞台は無限列車で、『鬼滅の刃』シリーズでは欠かせないキャラクター、煉獄杏寿郎がメインのストーリーになっています。

「60回以上観てても毎回号泣します」「ここまで流行った理由が分かる」「格が違う」「何回も観た」「やっぱり何回観ても最高」など、複数回鑑賞する人も続出している人気ぶり。中には「私が唯一、映画館で何回も見た作品」という人までいるようです。

『劇場版鬼滅の刃無限列車編』その功績は？

『劇場版鬼滅の刃無限列車編』は、様々な功績を残し、海外でも人気を博しています。台湾では、アニメ映画の初動興行収入で第1位を記録しました。国内では407.5億円（2025年8月3日時点）の興行収入を記録し日本歴代興行収入第1位となり、世界での興行収入は517億円を記録し、なんと2020年の年間興行収入世界第1位！この記録は、ハリウッド作品以外が史上初めて世界1位を記録した快挙とされています。

実は、映画公開からたった10日間で興行収入100億円を突破するという異例のスピードで、興行収入ランキングでは13週連続で1位を獲得。その後もロングランヒットが続いて、32週連続で興行ランキングトップ10入りを果たすという偉業を成し遂げ、第44回日本アカデミー賞では、最優秀アニメーション作品賞を受賞しています。

日本で初公開されたのち、アジア、北米をはじめ70ヵ国以上の国と地域で劇場公開され、韓国で開催される“第15回アジア・フィルム・アワード”にて、2020 Highest-Grossing Asian Film Awardにも輝きました。

『劇場版鬼滅の刃無限列車編』の名言だらけ！

様々な功績を残した『劇場版鬼滅の刃無限列車編』では、数多くの名言が生まれています。鬼滅ファンではなくとも、一度は耳にしたセリフもあるのではないでしょうか。いくつかピックアップして紹介していきます。

まず『劇場版鬼滅の刃無限列車編』を代表するともいえる名言は次の一言です！

よもやよもやだ！

こちらは社会現象ともいえるほど世間を賑わした煉獄杏寿郎のセリフです。驚いた時に使う言葉のようですが、この映画では永い眠りから覚め、悪化した状況を見て放ったセリフです。

そんな煉獄杏寿郎が母との思い出を回想しながら言った一言も感動を生みました。

俺のほうこそあなたのような人に生んでもらえて光栄だった

この一言で涙した人も多いのではないでしょうか。

また、煉獄杏寿郎の闘気を見た猗窩座が、不老不死の鬼にならないかと誘った時、煉獄杏寿郎が放った一言がこちら。

老いることも、死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ、死ぬからこそ、堪らなく愛おしく、尊いのだ。

宿命を受け入れ、それでも生きようとする姿勢が美しいと説く、まさに悟りを開いたような境地の一言が感動を呼びました。

『劇場版鬼滅の刃無限列車編』は、『鬼滅の刃』シリーズの中でも大人気の煉獄杏寿郎が登場する作品です。ぜひ、ご家族揃ってご覧になってみてはいかがでしょうか。

※記事は執筆時点の情報です