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「覚悟して観て」「ずっと辛い」実在の事件を“凄まじいリアリティ”で描いた名映画…「1度だけでも観て」心に突き刺さる至高の一作

  • 2025.8.10

映画やドラマ作品の中には、リアリティを追求するあまり過激な描写が多く存在する作品がありますが、みなさんの中にも過激なストーリーやシーンを見て、視聴後に大きな衝撃を受けた作品があるのではないでしょうか。

そこで今回は元気がある時に見てほしい邦画を5作品ご紹介します。本記事では第4弾として、映画『月』を取り上げさせていただきます。ぜひ最後までご覧ください。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

映画『月』はどんな作品?

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映画『月』の公開記念舞台挨拶に出席した二階堂ふみ(C)SANKEI
  • 作品名(配給):『月』(スターサンズ)
  • 公開日:2023年10月13日

映画『月』は2023年に上映された映画作品で、宮沢りえさん、磯村勇斗さん、二階堂ふみさん、オダギリジョーさんという豪華キャストの出演で話題になりました。辺見庸さんの人気小説『月』(角川文庫)が原作であり、映画『川の底からこんにちは』『舟を編む』『ぼくたちの家族』などの話題作を生み出してきた石井裕也さんが監督を務めています。

あらすじ

元作家の堂島洋子(宮沢りえ)は、地方都市の障がい者支援施設“ひかりの園”で働き始める。そこで彼女は重度の障がいを持つ人々の介護にあたる日々を送っていた。

しかし、献身的に見える施設の裏側ではある種の抑圧や差別が静かに存在していた。洋子は利用者に対して異様な執着を見せる職員・さとくん(磯村勇斗)や施設の長の言動に次第に違和感を抱くようになる。

そんな中、ひとつの“事件”が起きる。その瞬間、洋子の心に眠っていたある記憶が呼び覚まされ、彼女自身もまたかつて逃れられなかった“痛み”と再び向き合うことになる——。

日々の仕事に追われながら、何が“正しさ”で誰が“加害者”なのか。誰もが傷つき、誰かが見過ごし、誰も声をあげられなかった場所で、洋子は人間の“深い闇”に触れていく。

俳優の演技が光った名作映画

映画『月』は、“障がい者支援施設”を舞台とした社会派映画。数年前に実際に起こった事件を元に制作されているため、非常にリアリティのあるストーリーや描写が描かれています。

よって、SNSでは「覚悟して観て」「ずっと辛い」「凄惨な事件なだけに終盤は観てられず苦しい」「リアルすぎて怖かった…」などの映画に対する悲惨さを訴える投稿が多数あり、多くの人に衝撃を与えた作品となりました。

一方で「最初から最後までとにかく引きこまれる」「1度だけでも観て」「リアルを忠実に映し出していた」などの口コミも多数上がっており、高く評価されています。

本作品は豪華俳優陣の出演も注目されて当時大きな期待がかかった作品でしたが、出演者らが見事な演技を見せました。特に磯村勇斗さんは本作品で“第33回日本映画批評家大賞”助演男優賞を受賞しており、SNSでも「磯村さんが自分の俳優人生をかけた」「磯村さんの演技とても良かった」などの投稿が多数あがりました。

映画『月』をぜひご覧ください!

今回は2023年に上映された映画『月』をご紹介させていただきました。

上映開始した当時話題作だった映画『月』ですが、現在も衝撃作として多くの人の記憶に残っており、それは監督や脚本家、俳優らが力を合わせて作り上げた最高傑作だからだと言えるでしょう。気になる方はぜひ視聴してみてください。


※記事は執筆時点の情報です。