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「もう堕ろせない」女子高生(17)が“妊娠発覚”『NHKドラマ』が描いた【未成年の出産】「全人類みて」「すげぇな」の声

  • 2026.7.10
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

命の大切さや尊さを見つめ直すきっかけを与えてくれる作品の数々。特に、新たな命が誕生する瞬間は、喜びや感動だけではなく、出産に至るまでの葛藤や奇跡、そして命を紡ぐことの重みを視聴者に教えてくれます。

今回は、そんな“命の尊さを考えさせられるドラマ”5作品をセレクト。本記事では第4弾として、特別養子縁組を通じて小さな命を未来へとつなぐ感動の物語をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“命の尊さを考えさせられるドラマ”『命のバトン ~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~』

  • 作品名(放送局):ドラマ『命のバトン ~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~』(NHK BS)
  • 放送日:2021年11月18日

あらすじ

思いがけない妊娠という現実に直面した高校生で17歳の桜田結(鈴木梨央)。お腹の中に宿った子どもの父親である同級生の伊藤翔太(鈴木宗太郎)は、その重い事実から目を背け、向き合おうとしません。

そんななか、児童相談所の職員である成瀬千春(倉科カナ)が結に優しく寄り添い、これから先のさまざまな選択肢を提示していきます。その選択肢の1つが、生みの親が育てることが困難な赤ちゃんと育ての親とを結びつける新生児の特別養子縁組、いわゆる赤ちゃん縁組でした。周囲との関わりの中で悩み抜いた末に、結が最終的に下した選択とは何だったのか―。

幼き命を悲劇から守る「赤ちゃん縁組」のリアルを描いた感動作※ネタバレあり

予期せぬ妊娠に直面し、誰にも相談できず一人で孤独を抱え込む女子高校生と、彼女の相談を受けた児童相談所の相談員に焦点を当てたドキュメンタリードラマ『命のバトン ~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~』。生まれて間もない赤ちゃんの命を守るための「新生児特別養子縁組(赤ちゃん縁組)」を通じて、次の世代へと命のバトンをつなごうと奔走する姿が描かれました。

本作は、現代社会に潜む深刻な問題を正面から捉えた、非常にメッセージ性の強い作品です。放送当時、その重く繊細なテーマ性に対して、SNS上では「ハードル高い」「色々考えさせられる内容」といった、安易な気持ちでは観られないという戸惑いや緊張感を持った声が一部の視聴者から寄せられることもありました。

しかし、実話をベースにした「赤ちゃん縁組」のリアルな現場描写と、そこに込められた真摯なメッセージが、多くの視聴者の先入観を払拭し深い感動を呼んでいます。生まれてすぐの赤ちゃんを里親に託す先進的な取り組みにスポットを当て、児童相談所の職員たちが直面する過酷な現実や制度の壁、そして葛藤しながらも一つの命を救おうとする真摯な取り組みが丁寧に描き出されています。

さらに、周囲に頼れず追い詰められていく女子高校生の緊迫した心理状態と、彼女の未来をも救おうと温かく手を差し伸べる人々との心の交流が、観る者に命の尊さを深く問いかけます。女子高校生が「陽性でした」と成瀬に伝える場面では、緊張感が伝わり、他者に打ち明けることが、どれほど勇気がいることかを感じさせます。

また、赤ちゃんの心臓の音を聞いたあと、医者から「もし今日産まれてきちゃったとしても、ちゃんと生き延びていけるくらい大きくなってるのね」と伝えられ、女子高校生が「もう堕ろせないってことですね」と吐露し、「22週過ぎてます」と明かされるシーンは、さらなる緊張感を生みました。「みんなにバレたくない」と打ち明ける場面では、未成年の妊娠がリアルに描かれています。

きれいごとだけではない厳しい現実をもしっかりと描いているからこそ、劇中での人間ドラマが胸を打ちました。SNSでは「本当に良かった」「爆泣き」「命の大切さを実感」「全人類みて」「すげぇな」といった絶賛のレビューが相次ぎ、厚生労働省の「社会保障審議会推薦・児童福祉文化財」に選定されるほどの高い評価を集めています。

「ドキュメント映像も拝見した」倉科カナが魅せた深い役作り

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「ジョー マローン ロンドン」のポップアップイベント 倉科カナ (C)SANKEI

ドラマ『命のバトン 〜赤ちゃん縁組がつなぐ絆〜』で、児童相談所の職員・成瀬千春を演じたのが倉科カナさんです。千春は、予期せぬ妊娠におびえ、孤立する少女の傷ついた心に優しく寄り添い、決して見捨てずに守ろうとする誠実な相談員。倉科さんは千春を演じるにあたって、徹底した役作りに励んで撮影に臨んだことをインタビューのなかで明かしています。

役づくりのために、実際に「愛知方式」で特別養子縁組をされたご家族のドキュメント映像も拝見しました出典:ドキュメンタリードラマ『命のバトン〜赤ちゃん縁組がつなぐ絆〜(2021)』倉科カナ インタビュー

こうした真摯な準備を経て体現された倉科さんの芝居は、視聴者の胸を深く打つ圧倒的な説得力に満ちていました。千春が持つ温かみのあるたたずまいと、その瞳に宿る強い意志がキャラクターの誠実さをより一層際立たせる一方で、プロとしてのリアルな苦悩も表現。制度の限界や現実の厳しさに直面し、悩みながらも最善を尽くそうとする姿を、繊細な表情の変化や声のトーンで見事に体現しています。SNSでは「良い演技だった」といった称賛のレビューが相次いでおり、倉科さんの魂のこもった名演が、作品の持つ切実で温かいメッセージをより力強く、観る者の心に届けています。

「特別養子縁組」という選択肢を通じて命を未来へつなごうとする人々の姿を描いたドラマ『命のバトン ~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~』。社会の厳しい現実に切り込みながらも、そこに介在する人々の温かい善意と覚悟を描いた本作は、命を守ることの本当の意味を私たちに深く問いかけています。本作を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、ぜひ視聴してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です

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