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「つくづく惜しまれる」「出演していたら今頃は…」“人気女優の降板”に嘆く声も…だけど「最高じゃない?」“代役が魅せた”名ドラマ

  • 2025.8.25

ドラマの中には、予期せぬトラブルに見舞われながらも、それを力に変えて“名作”となった作品があります。今回は、そんな中から"トラブルを乗り越えた作品"を5本セレクトしました。本記事ではその第2弾として、ドラマ『ニッポンノワール-刑事Yの反乱』(日本テレビ系列)をご紹介します。人気女優の降板という試練を乗り越え、予想を裏切る展開と謎で視聴者を引きつけた本作の魅力とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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トークショーに登壇した佐久間由衣(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『ニッポンノワール-刑事Yの反乱』(日本テレビ系列)
  • 放送期間:2019年10月13日~12月15日
  • 出演: 賀来賢人(遊佐清春 役)

ドラマ『ニッポンノワール-刑事Yの反乱』は、賀来賢人さん演じる刑事・遊佐清春が主人公です。森の中で目を覚ました彼は、数か月分の記憶を失っており、隣には上司だった女性刑事・碓氷薫(広末涼子)の亡骸が横たわっていました。手には拳銃が握られており、自分が犯人なのか、それとも誰かの罠にはめられたのかすら分かりません。

かつて仲間だった刑事たちは一夜にして敵となり、清春を追い詰めていきます。唯一の味方は、亡き薫の幼い息子だけ。やがて事件は、未解決の“十億円強奪事件”へとつながっていきます。

薫殺害の背後には何が隠されているのか。十億円を奪ったのは誰なのか。捜査が進むにつれ、裏切りと疑惑が渦を巻いていくのでした――。

「全員が容疑者?」前代未聞のミステリードラマ

ドラマ『ニッポンノワール-刑事Yの反乱』は、日本テレビ系の日曜夜10時30分枠で放送されたオリジナルのミステリードラマです。脚本を手がけたのは、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』で知られる武藤将吾さん。主演の賀来賢人さんをはじめ、広末涼子さん、井浦新さん、夏帆さん、工藤阿須加さん、北村一輝さんら豪華な顔ぶれが集まりました。

物語のコンセプトは「主人公を含めた刑事全員が容疑者」。これまでの刑事ドラマの枠を超えた挑戦的な設定のもと、先の読めない展開が次々と待ち受けました。

清春が巻き込まれるのは、女性刑事殺害事件と未解決の“十億円強奪事件”。さらに、謎の組織“ニッポンノワール”による極秘の人体実験というSF要素まで重なり、視聴者の予想を裏切る展開が次々と繰り広げられました。

本作の大きな魅力のひとつが、同じ制作陣による『3年A組』とのゆるやかなリンクです。『ニッポンノワール-刑事Yの反乱』は前作『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』の半年後が舞台。同名・同役の3人がレギュラー出演したり、印象的なセリフが伏線として生かされたりと、両作を観ていた人には嬉しい仕掛けが散りばめられていました。

さらに最終回では、放送時間と同じ55分間をリアルタイムで描くという驚きの仕掛けが――。画面の出来事と現実の時間が重なり、視聴者は現実とドラマの境界があいまいになる体験を味わいました。

刑事ドラマでありながら、サスペンスやアクション、さらにはSFまでを融合させた本作は、息つく間もない展開で最後まで視聴者を惹きつけた、異色のエンターテインメントです。

惜しまれた降板と新たに生まれた化学反応

華やかなキャスト陣がそろい、放送前から大きな注目を集めていた『ニッポンノワール-刑事Yの反乱』。しかし、その期待の裏側で、思いもよらない出来事が起きていました。

主要キャストとして出演予定だった髙橋ひかるさんが、体調不良のため降板を余儀なくされたのです。注目度の高い日曜ドラマでの重要な役どころだけに、このニュースは制作サイドだけでなく視聴者の間でも話題となりました。「もし出演していたら今頃は日テレドラマでヒロインだったかも」「つくづく惜しまれる」と悔しさをにじませる声も上がっています。

そんな中で代役に抜擢されたのが、女優の佐久間由衣さんです。本作の公式HPには、佐久間さんのコメントが以下のように掲載されています。

限られた時間の中ではありますが、役柄として自分に出来ることは全て捧げ、嘘なく大切に演じ切りたいと思っております。
出典:『ニッポンノワール-刑事Yの反乱』公式HP 日テレ 2019年10月7日公開

その言葉どおり、佐久間さんは、自由奔放さの中に影を抱えた本城芹奈という役を熱演。そのアンバランスさが物語に奥行きを与え、強く印象に残るキャラクターとなりました。

放送が始まるとSNSには「ニッポンノワールの佐久間由衣、最高じゃない?」と驚きと称賛が入り混じった声が相次ぎました。「ひかるちゃん残念やけど佐久間由衣ちゃんはうれし〜!」と期待を寄せるコメントもあれば、「スタイルよすぎて見とれてた」「声までかわいくて、聴いてるだけで癒される」と、演技だけでなく、存在感そのものにも魅了されたという声も。

髙橋ひかるさんの降板は惜しまれつつも、佐久間由衣さんが役をしっかりと引き継ぎ、思わぬ交代劇を見事に乗り越えました。制作陣やキャストの力で難局を切り抜けた本作は、まさに“トラブルを乗り越えた作品”と呼ぶにふさわしい一作です。


※記事は執筆時点の情報です