1. トップ
  2. マクドナルド「施策見直しの一環として」 ハッピーセットへの措置に「こんなことになるなんて残念」

マクドナルド「施策見直しの一環として」 ハッピーセットへの措置に「こんなことになるなんて残念」

  • 2025.8.23
undefined

2025年8月9日から3日間限定で、マクドナルドのハッピーセットから配布された「ポケモン」カード。

残念ながら、転売目的での買い占め行為が続出してしまい、食べ物を店内に放置したまま帰る、店の外に捨てるといったフードロスが発生するなどの問題が生じてしまい、社会的問題となりました。

これを受け、マクドナルド側はハッピーセットの購入制限を設ける等の措置を取る中、とうとう8月29日から予定していた「ワンピースカードゲーム」の配布キャンペーンも見送りとすることを発表しました。

この決定に、SNS上では多くの意見が入り乱れているようです。詳しくご紹介します。

ワンピコラボ中止、背景にある波乱

8月9日から限定配布された「ポケモン」カードのみを求め大量のフードロスが発生し、消費者庁からの指導まで発展してしまった今回の騒動。

日本マクドナルドは公式サイトにて、「ハッピーセット 8月29日(金)からのキャンペーンについてのお知らせ」として、声明を発表。

当社はハッピーセット関連施策見直しの一環として、8月29日(金)開始を予定しておりましたハッピーセットのキャンペーンの実施を見送ります。

期間中、ハッピーセットをお買い求めのお客様には、過去のキャンペーンで配布されていたおもちゃ等をご提供します。

なお一部メディアにおいて当該キャンペーンに関する先行告知記事の掲載が予定されておりますが、権利者様・メーカー様・掲載メディア様へのお問い合わせはご遠慮いただけますようお願い申し上げます。

【8月29日(金)に予定していたキャンペーン】
ハッピーセット「ワンピースカードゲーム」
出典:日本マクドナルド「ハッピーセット 8月29日(金)からのキャンペーンについてのお知らせ」

当然の判断という声

SNSでは、「見送りは正しい判断だ」と評価する声が多く見られました。

  • 見送りはいい判断だと思う。早めに打ち切ってもよかったくらい。
  • 素晴らしい判断。
  • 懸命な対応だと思う。

また、「転売ヤー対策ができないなら、当面は難しいのでは」という現実的な見解も寄せられています。

  • これは懸命な判断。転売ヤー対策ができないのなら、当分は見送ったほうが良いのでは。
  • ハッピーセットが全然ハッピーじゃない状況では仕方がない。

楽しみにしていた人の落胆

一方で、楽しみにしていた人々の落胆も大きく広がっています。

  • マックのワンピースカード中止は悲しい、楽しみにしていたのに。
  • 仕方ないのは分かるけど、配布中止は悲しい。

「本来子供が楽しむべき商品が、大人の転売目的で歪められてしまった」という状況に多くの人が失望しています。

  • 子どものための商品だったのに、こんなことになるなんて残念。

楽しみにしていた層にとっては、今回の中止は単なるキャンペーン見送り以上の痛手となったようです。

制限と仕組みで改善できたのでは

また、改善策を挙げるなど、建設的な意見も多数寄せられました。

  • 購入数を制限しても複数店舗を回られるので防げない。受注生産にすればいいのに。
  • 販売対象を「子ども連れ限定」にすれば良いのでは。
  • 購入に身分証や住民票を必要にして、子ども分だけ売る制度にしたらいいと思う。

また「オンライン販売」や「モバイルオーダーでの上限制限」など、システムを使った工夫を求める声も見られました。

  • カードは後日オンライン販売すればいい。
  • モバイルオーダーで上限を設けて限定販売にすべき。

こうした意見から、「人気があるからこそ公平性を担保すべき」という切実な願いが伝わってきます。

ハッピーセット自体を見直すべき

さらに一部では、ハッピーセットのあり方そのものを問い直す声もありました。

  • もうハッピーセットはやめるべきでは。コラボ商品として単独販売した方がいい。
  • 無理にハッピーセットにこだわらず、コラボメニューを作って売ればいいのでは。

他にも「特典だけ引換券で渡せばいい」「値上げしてでも秩序を保つべき」など、根本的な制度改革を求める声が出ています。

  • いっそのこと特典だけを渡すようにして、商品は後日引き換えにするのはどうだろう。
  • ハッピーセットの金額を倍以上にしてしまった方が良いのでは?

「誰のための商品なのか」を改めて問い直し、未来に向けた制度設計が求められているといえるでしょう。

コラボ見送りが突きつけた課題

今回は、ハッピーセット「ワンピース」コラボ見送りについての、世の中の人の声をご紹介しました。

「当然の判断だ」という評価がある一方で、「楽しみにしていたのに残念」という子どもや保護者の声も多く見られました。

また「制限や仕組みを工夫すべきだった」という改善提案や、「ハッピーセットそのものを見直すべき」という根本的な議論にまで広がっています。

人気キャラクターとのコラボは話題性が高い反面、フードロスや転売問題を引き起こすリスクも抱えています。

今後は「誰のための商品か」を明確にした仕組みづくりが求められるでしょう。


出典:日本マクドナルド「ハッピーセット 8月29日(金)からのキャンペーンについてのお知らせ」(https://www.mcdonalds.co.jp/company/info/2025/0820a/