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マクドナルドのポケカ転売騒動を受け 消費者庁の対応に賛否「よくやった」「同罪では」

  • 2025.8.22
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出典元:TRILL撮影

8月9日〜11日、マクドナルドのハッピーセットで配布された限定の「ポケモン」カードを狙って、多くのファンが店舗に足を運びました。

しかしその裏では、転売目的と見られる大量購入が相次ぎ、注文された食品が食べられずに捨てられるというフードロスも発生。世間からは非常に厳しい声が多く寄せられ、社会的問題となりました。

そんな中、「ポケモン」カードをめぐる問題を重く見た消費者庁は、日本マクドナルドに対し販売方法の改善を要望するという異例の対応に乗り出しました。

SNSでは「販売の仕組みに問題がある」「転売市場への規制が必要だ」といった声が相次ぐ一方、「買い手側のモラルが問われる」との見方も広がっています。

はたして、世の中の人はこの騒動をどう捉えているのでしょうか?詳しくご紹介します。

「ポケモンカード」が引き起こした“異常事態”

今回、転売目的の大量購入によって、本来食べられるはずのハンバーガーやポテトなどが手つかずのまま捨てられるという事例が全国で確認され、社会的問題へと発展しました。

この問題に対し、消費者庁の堀井奈津子長官は21日の記者会見で「食品ロスが発生したことは誠に遺憾だ。強い問題意識を持っている」と述べ、日本マクドナルドに対して再発防止のための具体的な対策を講じるよう要望しました。

マクドナルド側は、今後はハッピーセットの販売個数制限をより厳しくする方針を発表。また、8月29日から予定していた人気漫画の「ワンピース」カードの配布キャンペーンについても中止を決定するなど、対応の見直しを進めています。

消費者庁の対応に「よくやった」の声

マクドナルドへの販売方法見直しを要望した消費者庁の動きについては、肯定的に受け止める声も少なくありません。

  • 食品ロスを減らす取り組みは大切。消費者庁の要望に真剣に取り組んでいるようですしね。
  • 消費者庁が注意するのはいいことだと思う。
  • 消費者庁よくやったよ。

こうした姿勢が「消費者の味方」として受け止められている側面もあり、今後の制度改善や業界全体への波及に期待が集まっています。

  • 少しでも改善されると利用者にとってもありがたい。
  • 販売方法の改善が消費者庁から要望されるのはかなり嬉しい。

厳しい意見が飛び交う中で、行政の対応に一定の評価を与える声が広がっているようです。

フリマアプリに対する視線と法整備への期待

一方で、消費者庁の要望に対し「マクドナルドに指導を出す前に、フリマアプリ側の対策を問うべきでは?」という声が多く、ネット上ではフリマサービスの規制に関心が集まっています。

個人売買を媒介するサービスが結果的に“転売ヤー”の活動を助長しているとの見方も。

  • 転売と盗品の元になっているフリマアプリにも対策を問うべきでは?
  • マクドナルドよりも先に、フリマアプリを規制すべき。
  • 転売の場を与えているのだからフリマアプリも同罪なのでは。

ただし、現行法ではフリマアプリなどを直接的に規制するのは難しいという指摘もありました。営業の自由や、個人間取引の自由との兼ね合いがあり、単純な規制では解決できないとの見解も広がっています。

  • 消費者庁が問題視しているのは食品ロスの方、営業の自由にも関わってくるから難しい。
  • 法的に手を出しづらいのでは。企業と個人ではなく、個人間のやり取りだからこそ、指導にも限界があると思う。

過熱する特典競争に疑問の声も

一方で、キャンペーンの主役である「ポケモンカード」に高い価値がついてしまったこと自体が問題の根源だという意見も目立ちました。食品よりも景品が“主役”となるような構図に対し、疑問を呈する声が上がっています。

  • そもそも高額になることが予想される景品を付属させるのが間違い。せめて抽選などにすべき。
  • 本体より高額なものを付録に付けなければいいのに。

また、都心部と地方での体験格差も話題となっており、一部の地域では長時間並んでも買えない一方で、地方では余裕を持って入手できたとの報告も。

  • 実家の田舎では昼過ぎでも並ばず普通に買えていたそう。こっちは3時間待ってようやく貰えたのに。

地域差・需要差を踏まえた配布設計や、限定性の与え方にも見直しの必要があるのではないかという指摘が寄せられています。

責任の所在は「店」か「買い手」か

「店側にも責任はあるが、買った側のモラルも問題だ」という視点も根強く、今回の転売騒動は“制度の問題”と“人の行動”の狭間にあるという認識が広がっています。

  • 商品を買った時点で、その後の責任は消費者にあるはず。店ではなく国が対策すべき事案だと思う。
  • 金さえ払えばなんでもいいという「お客様は神様」の時代は終わってる。
  • 転売が何かの法律に違反してるのかは正直あいまいだよね。

根本には、「以前はここまで問題にならなかった」という意識の変化もあり、フリマアプリの普及による環境の変化や、景品目的の購入行動の増加が背景にあると見られています。

  • どっちもどっち。以前はここまでのことはなかったので、原因の追求を求める。
  • いつまでイタチゴッコするつもりなんだろう。

責任の所在を明確にすることの難しさと、それでも「次」を防ぐための制度設計の必要性が改めて問われています。

フードロスと転売、その先にある課題とは

今回は、消費者庁がマクドナルドに販売方法の改善を要望した件について、世の中の人の声をご紹介しました。

「よくやった」「少しでも改善されるとありがたい」といった肯定的な声が多く見られ、食品ロスへの対応として評価する意見が目立った一方で、「転売しないでと言われた物を売ったりしたら罰金という新しい法律を作れば良い」「法的に手を出しづらいのでは」といった制度や転売環境への疑問の声もありました。

消費者庁の要望が単なる注意喚起に留まらず、社会全体の仕組みにどのような影響を与えるのか、今後の動きに注目が集まります。

皆さんは、消費者庁の今回の対応をどのように受け止めましたか?